フィアットの「X1/9」は、同車の「フィアット128」を基に開発され、量産ミッドシップスポーツカーの先駆けとなったスポーツ・スパイダーです。この車は、発売当時の排出ガス規制による各国仕様車や特別モデル、競技用といった多種多様のモデルが生産されました。1989年までに発売された市販モデルについては、「1300」「1500」「ベルトーネ」があります。また、ラリーカーの「フィアット・アバルトX1/9プロトーティポ」や「ダラーラX1/9」といった競技モデルも存在します。なお、市販モデルである「1300」の1973年発売モデルについては、排気量1300ccを誇る直列4気筒 SOHCエンジンを搭載しています。(車種の特徴およびカタログ情報は、2017年11月時点での情報です)