 |
VOLVO V70 |
|
|
■発表 2005・1 |
 |
熟成されたV70の実力に高級装備をプラス
トータル面で魅力の高い特別仕様車が登場 |
|
輸入ステーションワゴンでトップを走るV70。その特別限定車となる2.4ダイナミック・エディションは、高級装備をふんだんに採り入れながら、標準車より4万5000円安とお買い得。17インチアルミホイール、ツートン・レザーシートなど、たしかに見た目の上級感には惹きつけられる。さらに、V70そのものの熟成もあって、走行性能を含めたトータル面で、納得できるレベルにある。
まず加速性。トルクフルなエンジンと5速ATのマッチングはなかなかのもので、加速フィールがスムーズ。変速ショックが気にならず、力感があってドライバビリティに優れた点がグッド。そればかりか、フル加速すれば高回転までストレスなく吹け上がる。
Dレンジフル加速では、6500回転まで引っ張れるので、パワフル感も味わえる。少々気になるのは、加速時にエンジン音がこもり気味ということだけ。耳に心地よい快音だったら、さらなるイメージアップに繋がるのだが……。
100km/hは5速2100、4速2800、3速4200回転相当で、余裕満点。この領域からの加速レスポンスもよく、2.4Lレベルをラクラクと超える。
そんな特徴を引き立てるのがフットワークだ。2.8回転のパワステは、切り始めのレスポンスこそ抑えめだが、走り出していくうちに一体感が高まる。ハンドリングは安定志向で、スタビリティ自体は高い。重厚感もあるマイルドな乗り心地と相まって、上級ワゴンとしてナイス。ただ、大きめなロードノイズは耳につく。 |
(文●横越光廣 写真●犬塚直樹) |
 |
●ハイパフォーマンス・オーディオ、電動ガラスサンルーフなどを装備するばかりか、スタイルはスポーティかつ重厚感もある。リアスポイラーも標準。 |
 |
●10本スポークの17インチアルミは、ダイヤモンドカットと称される造形がポイント。ダイナミックかつスタイリッシュ。バイキセノンヘッドライトが標準。 |
 |
●ドアパネルと統一されたツートンの専用ソフトレザーシートは好感触。運転席ドアミラー連動メモリー機能付き8ウェイパワーでポジションもキマる。 |
 |
●自慢のシート/ドアパネルのカラーは、ブルーかレッドの2色。アルミをアクセントにしたステアリングは握りが太く、手が小さいと持て余す。テレスコ&チルト機能付き。 |
 |
●フルフラット化する荷室は、ワゴン歴を象徴するかのように、さまざまなアイテムが盛り込まれ、使い勝手がよい。容量は485〜1641Lとクラス最大の広さ。 |
 |
●横置きのオールアルミ直列5気筒DOHCは可変バルタイ機構を備え、いたってトルクフル。平成17年排出ガス基準50%低減レベルを達成。 |
|
■チタニウムグレー・パール ■ブラックサファイア・メタリック
■シルバー・メタリック ■マジックブルー・パール |
|
|
 |
 |
この車の情報 |
|
 |
バックナンバー |
|
|