|
VOLKSWAGEN JETTA TSI COMFORTLINE |
|
|
■発表 2007・10 |
|
ツインチャージャー搭載で
その走りに一層磨きがかけられた
|
スタンダードモデルとして新たに与えられたツインチャージャー
従来の2Lエンジンでは味わえなかったパワフルなその走りには
上級グレードを凌駕する濃厚な味わいがあった |
|
今回の改良では、ベース車を2L直噴の「2.0」から1.4L直噴ツインチャージャーの「TSIコンフォートライン」に変更するとともに、2L直噴ターボ搭載車の名称を「2.0T」から「2.0TSIスポーツライン」に変更。そう、先に投入されたゴルフヴァリアントと同様の構成になったわけだ。
そこで新登場のTSIコンフォートラインを味わうと…まずはより力強く、スポーティに変身した走りに心惹かれる。従来型の2.0も十分な性能の余裕を持っていたが、2000回転ほどからグググッとトルク感を増す加速の力強さや、その気になれば200km/hの壁も軽々と越える高速域の伸びは、明らかに一枚上手の印象だ。
コンフォートラインの名からは快適指向の走りを連想するだろうが、ハンドリングの正確性や高速域のスタビリティはクラスの模範で、スポーティな走りだって存分に楽しめる。ツインクラッチ採用のDSGのティプトロモードを駆使して、スーパー&ターボチャージド1.4Lを7000回転までブン回して走る快感は、並みのスポーツセダンを凌駕するものだ。
もちろん2Lターボのスポーツラインの性能と余裕はひとつ上のレベルにあるが、動力性能はコンフォートラインでも十二分。スポーツサス+17インチの2Lよりしなやかかつ快適な乗り心地を考えれば、なおさらコンフォートラインの魅力が光る。さらに、燃費や税制面のメリットも見逃せない。唯一といえる弱点は発進や微速走行時のDSGのギクシャク感だが、その違和感はさほど気にならないレベル。完成度は高い。 |
文●森野恭行 写真●保坂 寛 |
|
●クロームツインエキゾーストパイプを採用し、前後アンダースポイラーをブラックからボディ同色に変更。外観もよりスポーティで洗練された装いになった。 |
|
|
●高い快適性を誇るキャビン。頭上高は余裕とまでは言えないが足元は広く、リヤシートでもゆったりとくつろげる。内装色はオフブラックまたはベージュ。全体にシックなムードを漂わせる。 |
|
●インパネ&ドアトリムのウッドパネルや、ウッドシフトノブがセダンらしい格調や高級感を演出する。“TSI”になった新型は、レザーステアリングにアルミ加飾をあしらいスポーティ感も高めた。 |
|
●ジェッタの良き伝統は広大なトランク。なんと527Lの容量を持ち、本格トランクスルー機構やアームレストスルー機構も標準で採用する。 |
|
●ツインチャージャーで武装した心臓。排気量はわずか1389ccだが、2LFSI搭載の旧2.0を20馬力/4.1kgm凌ぐ高性能を発揮する。 |
|
■フィートベージュメタリック ■シャドーブルーメタリック □カンパネーラホワイト
■ブルーグラファイトパールエフェクト ■プラチナムグレーメタリック ■ディープブラックパールエフェクト
■サルサレッド ■リフレックスシルバーメタリックホワイト |
|
|
|
|
この車の情報 |
|
|
バックナンバー |
|
|