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OPEL ASTRA |
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■発表 2005・01 |
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ニューアストラの洗練されたスポーティ感は
ユーティリティを向上させたワゴンでも同じ |
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オペルはヨーロッパではメジャーブランドだが、日本ではいまひとつ。そんなパターンがアストラで変わりそう。HB(ハッチバック)に加え、新たにワゴンが追加されたとなればなおのこと。ラインアップはHBと同じく、1.8CD、同スポーツ、2.0ターボスポーツという構成だ。
ニューアストラの持ち味のひとつは、スポーティな走行性だが、それはワゴンでも同じ。1.8スポーツのパワーは125馬力にとどまるが、そのスポーツ性はなかなかのもの。4速ATながら、Dレンジフル加速では6250回転でシフト、高回転までスムーズなだけに、走りが気持ちよい。
しかも、アストラの特徴ともいえるスポーツモードでのクイック感がたまらない。スイッチオンと同時に2、3速間でアクセルに即答する小気味よさは、山道では絶好だ。いまどき、4速ATでこれほどのレスポンスを持つクルマは珍しい。プログラミングのよさ、エンジンとのナイスマッチの証ともいえる。100km/hは4速2500、3速3500、2速5250回転相当。高速になればなるほど、1.8Lとは思えない余力を体感させてくれるところが心憎い。
2.0ターボはスポーツ性抜群。強力なパンチ力をそなえた6速MTの本格派。ちなみに、100km/hは6速2300、5速2750、4速3500回転相当。HBと同じくIDSプラス・シャシー制御システムが標準。「スポーツ」にはCDCが付き、スイッチオンと同時に、ステアリングなどがクイック化するのも大きな魅力。 |
(文●横越光廣 写真●犬塚直樹) |
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●HB比で全長265×全高5×ホイールベースが90mm拡大。ルーフラインがプロポーションを引き立てる。前後重量比はスポーツ前790(ターボは860)/後530kg。 |
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●ソフトめのシートは座り心地がよい。ダイヤル式リクライン機構は少々操作しずらいが、ラチェット式のリフターは、レバーの手ごたえがよく有効だ。 |
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●トータル的に居住性はよい。後席は十分なスペースを持ち、伸び伸びできる。シートサイズにゆとりがあって座り心地もよい。十分にくつろぐことができる。 |
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●ボンネットから貫かれるセンターラインがデザインのポイント。硬質なスポーツ感にドイツ車のテイストがある。2.5回転のパワステは、アジャスト量が大きいテレスコ&チルト機構付き。 |
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●ラゲッジルームは開口部が広く、出っ張りも少ない。床はフラットでワゴンらしく使い勝手に優れる。容量は標準時でも500Lあり、4対2対4可倒式シートを倒せば1590Lに拡大する。 |
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●1.8Lのエコテック直4は、可変吸気マニホールドによるフレキシブルなトルク特性に加え、2005年から実施が予定されている排ガス規制ユーロ4に対応。 |
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■スターシルバー III ■ブラックサファイア ■シルバーライトニング
■ブリーズブルー ■ウルトラブルー ■マグマレッド |
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