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MERCEDES-BENZ SL-CLASS |
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■発表 2006・11 |
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ラグジュアリーオープンの大本命は
リラックスムードで別世界を味わえる |
メルセデス・ベンツSLは、もはや単一車種にしてブランドだ
ステイタス、快適性、安全性、動力性、存在感……
考えられるすべての項目で常にハイレベルな高得点をマークする |
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一般的にスポーティなイメージの薄いメルセデスブランドにおいて、それを牽引してきたのがこのSLだ。いまさらだが、SLは英語でいうところの「スポーツ・ライト」。軽量化したボディを軽快なハンドリングでドライブするのが真骨頂となる。チューブラーフレームの300SLを筆頭に、190SLや280SLといったモデルがそのルーツだ。
とはいえ、現代のSLは超ド級のハイパフォーマンスカーともいうべきシロモノ。V6搭載モデルも用意されるが、メインストリームはV8やV12。それも加給されるものが目立つ。そんななかでバランスがいいと高い評価を得ているのがこのSL550。
5.5L V8ツインカムユニットは、自然吸気で387馬力を発揮。必要にして十二分以上のパワーだ。もちろん、それでいて扱いやすいのもこのクルマの特徴。
全長はスポーツカーらしく4540mmと短く、その範囲で美しいロングノーズ&ショートデッキを描く。最小回転半径5.1mというのもそうだ。メルセデス特有の「切れるステアリング」と相まって、想像以上のドライバビリティを生み出す。そして走り出すと現れる高級感。とくにトップを開けたときそれを感じるのだが、巻き込みの少ない風の流れと、車内に入る振動と騒音の少なさは感動もの。速度域を上げていっても隣の人との会話で声を大きくする必要がない。この辺の技術はベンチマークといえるもの。
いまだSLの快適性を上まわる高級オープンは現れていない、といっても過言ではないだろう。 |
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●これがクローズドのリヤスタイル。閉めてもかっこいいのがSLのプロポーションだ。ホイールやスポイラー類はグレードによって形状が異なる。 |
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●SLは日本の法規上2シーターという設定。でもってインテリアのリヤ部にはちょっとした小物入れが装備される。このスペースがありがたかったりもする。サプライズプレゼントに。 |
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●SLのステアリング位置はSL350だけ右も用意するが、それ以外はすべて左のみという設定。排気量の大きい輸入車はそのニーズが強いということだ。レザー系高級装備は全グレードに標準装備される。 |
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●電動のパネルトップはトランクの一部を使って収納される。初代SLKから培ってきたノウハウはいまも進化している。カーゴ容量はまずまず。 |
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●SL550に積まれるのは5.5L V8のNA。ターボやスーパーチャージャー嫌いな人にはオススメ。トランスミッションは7速ATとなる。 |
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■ファイアオパール ■オブシディアンブラック □アラバスターホワイト
■ジャスパーブルー ■エメラルドブラック ■タンザナイトブルー
※ほか5色あり |
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