|
MERCEDES-BENZ C250 ELEGANCE |
|
|
■発表 2007・06 |
|
新型Cクラスのど真ん中に
位置するウエルバランスモデル |
昨年6月に新型となったCクラスの中核グレードである
C250は、洗練されたV6エンジンに充実した快適装備が魅力
メルセデス・ベンツをじっくり堪能できるオススメのモデルだ |
|
07年6月に導入された新型Cクラスだが、C250だけは秋以降のリリース。その存在が気になっていたファンも多いだろうが、結論から先に言えば……待っていた人は正解だ。まずは走りの質感。
過給機付き1.8Lの184馬力/25・5kgmに対して、2.5L V6の性能は204馬力/25・0kgmと、じつは最大トルク値ではC200K(コンプレッサー)に後れを取るC250。だが、回転フィールの滑らかさや静粛性に関しては、全域において4気筒のC200Kに圧倒的な差をつける。
加えてスポーティな走りを楽しむ場面では、20馬力のアドバンテージと6000回転を超えても勢いが衰えないパワーの伸び感やスポーティなサウンドがものを言うことに。C200Kは5速、C250は7速というATの違いもあり、性能面でも、走りの洗練度でも「やはりV6は違う」と優位性をアピールするというわけだ。
もちろん、上にはC300があるが、吹け上がりの軽快感、高回転の伸びの鋭さでは、2.5Lは3Lを上回っている。ゆとりや豪快さよりも軽やかさ、スポーティさというのなら、お薦めはC250だ。
試したのは16インチタイヤを履くエレガンスだが、操安性の能力は文句なし。スポーティな走りも余裕でこなしてくれる。それでいて、乗り心地の快適性はアバンギャルドより確実に上に位置するのだから、まとまりのよさは抜群だ。ちなみに、価格はC200Kの113万円高。キセノンヘッドランプ、前席メモリー機構などの装備充実分を含んでの価格設定だから、十二分な説得力をもつ。 |
文●森野 恭行 写真●保坂 寛 |
|
左右2本出しのテールパイプがV6モデルの証。タイヤはC200Kと同様に、エレガンスは205/55R16、アバンギャルドは225/45R17を標準装着する。 |
|
|
後席足元を約10mm、前席エルボーを約40mm拡大するなど、W203より確実に居住性を向上。質感も高まった。C250は前席メモリー付きパワーシート、電動チルト&テレスコピックステアリングを標準で装備。 |
|
200Kや300には設定のない左ハンドルが選べるのもC250の魅力。内装色はベージュ(写真)、ブラック、グレーの3色で、エレガンスはウォールナットウッドパネルを組み合わせる。HDDナビは全車標準だ。 |
|
440Lの容量をもつトランク。積載性、使い勝手とも満足のいくものだ。多用途性を求めるなら、08年夏前に投入のワゴンを待てばいい。 |
|
オーバースクエア型V6のおいしいところを、クロスしたギヤ比設定の7Gトロニックがうまく引き出す。上質かつ軽快な走りが印象的。 |
|
■ファイアオパール □カルサイトホワイト ■オブシディアンブラック
■ペリクレースグリーン ■タンザナイトブルー ■カーネリアンレッド
■キューバナイトシルバー ■テクノライトグレー ■イリジウムシルバー
■パラジウムシルバー ■サニディンベージュ
|
|
|
|
|
この車の情報 |
|
|
バックナンバー |
|
|