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CITROEN C3 PLURIEL |
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■発表 2005・3 |
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5パターンのスタイルを持つプルリエルは
21世紀を象徴するマルチレジャーカーだ |
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プルリエルとは、フランス語で複数の意味。真のレジャービークルを目指したプルリエルは、パノラミックサルーン、カブリオレ、スパイダーなど、まさに変幻自在、5つのボディバリエーションをもって比類なき楽しさを演出する。C3がベースといっても、ルーフまわりの小手先だけのモディファイにとどまらない。全長85×全幅40mmの拡大と、サブフレームやクロスメンバーを追加、サイドシルを15cm厚くするなど、徹底した強度補強を行った。結果として130kgの車重増となったが、安全衝撃テストユーロNCAPでは4つ星を獲得。また、走行性能面で剛性不足を感じさせることもない。
1.6Lクラスで130kgも車重が増えれば、走行フィールに影響を及ぼすはず。ところがプルリエルは、C3本来の軽快感が健在だ。5速センソドライブは、MT操作をしなくても6500回転で自動シフト。高回転までスムーズに吹け上がるだけに、加速は軽快。ワンタッチ操作のパドルシフトではなおさらで、小気味よい加減速がスポーツフィールを高める。オートモードでのイージードライブも、ほぼ違和感なくスムーズだ。100km/hは5速3000、4速3800、3速4800回転。優れた高速直進安定性と相まって、余裕の高速巡航が楽しめる。
2.8回転のパワステは、軽めだが操作フィールは自然。乗り心地やハンドリング面で、とくに剛性不足を感じることもない。安定志向のステア特性は、ときにアンダーを意識させるものの全体的には扱いやすい。乗り味はマイルドだ。 |
(文●横越光廣 写真●内藤敬仁) |
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●だれからも親しまれるアイドル派で、どこから見てもおしゃれだ。電動ソフトトップは8段階。写真はトップをフルオープンにした「パノラミックサルーン」。 |
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●片側12kgのアルミ製サイドアーチを取り外せば、ご覧のとおり立派なスパイダーに変身。後席を倒し荷室とするスパイダーピックアップも魅力的。 |
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●室内もぬかりなくボディとコーディネート。シートはこのクラスとしては座り心地がよい。後席スペースは意外なほど広く、居住性もよい。 |
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●内外装のデザインは、独創的でファッショナブル。同時に機能的で、ポケット類が多いことも見逃せない。5速セミオートマは、ステアリングのパドルシフトで生き生き。 |
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●ソフトトップの収納など、細工は絶妙。リヤドアは2分割式。荷室容量は137〜266Lで、分割可倒の後席を倒せば最大1008Lへ拡大。 |
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●エンジンは1.6L直4DOHC16バルブ。ボア×ストロークは78.5×82.0mmとロングストローク。5速センソドライブとの相性は良好だ。 |
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■ルージュ・アルダン ■グリ・アルミニウム・M
■グリ・ファルミネーター・M ■オレンジ・エーリアル・パール
※ほか6色あり |
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