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BMW 130i M-Sport |
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■発表 2005・10 |
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一体感が素晴らしい高感度スポーツ
1シリーズの潜在能力の高さを実感 |
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「このクルマは、スポーツモデルとしてほとんどパーフェクト」これは思わずつぶやいたひと言である。エンジンもサスペンションも、すべてにわたり感心させられるばかり。ただ性能が優れているというだけでなく、スポーツマインドをそそるところが心憎い。というのだから、走れば走るほどホレボレ。さすがは130iMスポーツだけのことはある。
エンジンは全域にわたりいたってスムーズ。ひとたびアクセルを踏み込むや、7000回転レッドゾーンへ向かって一気の高まりを見せるのだ。確実にキマる6速MT、そして胸のすく快音と、もういうことなし。0〜100km/hが6.1秒、最高速250km/hという性能がダテではないことを再認識させられる。ちなみに、100km/hは6速2400、5速2800、4速3400、3速4700回転とハイギヤリング・クロースレシオ。ここでもうひとつ見逃せないのが、優れたドライバビリティ。5速30km/h(800回転)でも十分に走れるばかりか、40km/hからは軽快に加速するというから大したものである。
しかも、バランスのよさは傑出し、素晴らしいフットワークを見せる。重心は低く、4輪が路面に吸いついているような感覚は、高速道路、山道でも味わえる。直進性のよさはもちろん、1.8回転のパワステを切り込めば、望みどおりに即応。意のままのハンドリングを披露してくれる。ロールばかりか加減速時の姿勢変化が少ないだけに安定性は抜群。乗り心地のフラット感もまた特徴のひとつだ。 |
文●横越光廣 写真●森山俊一 |
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●ロングノーズ、ハッチバックのスタイルは、ダイナミック! 130iM-Sportには4輪ベンチレーテッドディスク、前205/50R17、後225/45R17タイヤが標準。 |
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●運転席はメモリー機能付き電動のスポーツシート。バケットタイプだけにサポート性がよい。乗ってすぐに好ポジションがとれるのも基本設計に優れるから。 |
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●外観からは後席のスペースは狭そうにイメージしがち。だが、実際には大人2名が十分に座れる居住スペースがある。シート中央のヘッドレストは可倒式だ。 |
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●小径のチルト&テレスコ機能付きレザーリム・ステアリングはマルチファンクション付き。メーター類は機能的でデザインもよい。HDDナビ、iDriveコントローラーが標準。 |
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●荷物が傷つかぬようラゲッジルームは全面ファブリック処理される。容量は標準時で330L、後席を折りたためば1150Lに拡大。後席は60対40分割可倒式。 |
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●マグネシウムとアルミ合金で軽量化された直6DOHCは、おなじみのバルブトロニック。スロットルバタフライを介さず、吸気バルブのリフト量を無段階可変制御する。 |
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■ブラックII ■ジャパン・レッド
□アルピン・ホワイトIII ■ネイビー・ブルー
※ほかメタルカラー9色あり
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