|
ALFA ROMEO 159 SPORT WAGON |
|
|
■発表 未定 |
|
よりワゴンらしくなっても
目指したのはやはり美しいクルマ |
大幅なクオリティの向上が囁かれた159セダン
そのワゴン版、スポーツワゴンがようやく待望の登場をはたした
国内発売が待たれる「世界一美しいワゴン」を真夏のシチリア島からリポート! |
|
「格好よいが、セダンよりも実用性の低いワゴン」。これが先代156SWの評価だった。
たしかに、156のトランク容量378Lに対してSWは360L。さすがにリヤシートを畳めば1180Lのスペースが出現するが、それは言い訳にはならないだろう。だが、実用性を無視してまでこだわったスタイリングは、これぞ世界でもっとも美しいワゴン! と言えるものだった。「アルファだから仕方がないか」と言わせつつ、実用性が低いという、ワゴンモデルにあるまじきパッケージングのクルマを受け入れさせてしまうだけの魅力があった。そのSWが159SWへフルモデルチェンジを果たした。
ネーミングどおり、先に発売された159のリヤセクションに荷室を作ったもので、メカニズム、スペックなど、ほぼ159と同一。
肝心の実用性だが、気になるトランク容量は445Lと大幅にアップした。159のそれが405Lだから、大きな進歩(まっとうになっとも言える)である。そのかわり、156で採用されたダブルフォールディング式リヤ可倒シートは廃止され、背もたれのみ可倒するタイプとなった。そのためか、リヤシートを畳んだ状態のトランク容量は公表されていない。
乗り味は、159そのものである。新しいシャシーとボディは、ドイツ車御三家に勝るとも劣らない高い剛性感を持つうえ、アルファらしい官能性も持ち合わせている。まさにスポーツワゴンの名に恥じぬ出来映えと言える。
日本への導入予定は来年春。2ペダルモデルが上陸するだろう。 |
文●鈴木俊太郎 写真●フィアットオート・ジャパン (問)フィアットオートジャパン TEL0120-779-159 http://www.fiat-auto.co.jp |
|
●実用性が高くなったといえ、どこまでもスタイリングにこだわるのはアルファ・ロメオならでは。これぞ、新世界一美しいワゴンである。 |
|
|
●インテリアも159とまったく同じ。Alfatex、レザー、フラウ社製レザーシートを持ち、居住空間は156比で大きく拡大した。写真はオプションのパワーシート装着車。 |
|
●インパネは159とまったく共通。試乗車は6速MTのみだったが、セレスピードとトルコンATのQトロニック仕様が追加される。日本には2.2L+セレスピードと3.2L+Qトロニックが導入されるだろう。 |
|
|
●2対1の分割可倒式リヤシートを備え、必要に応じて広大なスペースを提供するラゲッジルーム。センターアームレストには、長尺物の積載に便利なスキートンネル機構を持つ。FF、4WDモデルともにラゲッジ容量は同じ。 |
|
●メカニズムも新世代アルファ共通のもの。エンジンはすべて直噴となり、ツインフェザーと呼ばれる可変吸排気システムが採用されている。 |
|
|
|
|
バックナンバー |
|
|