国産ハイブリッド vs TSI 知りたい燃費の真実 1｜Buyer's Guide

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カタログではわからない
実用燃費が大切

いま、新しいクルマを選ぶ時に、燃費のことが気になるという人は多いはず。
とくに国産車で人気のハイブリッドカーの存在はカタログ燃費のインパクトとともに大きい。
でも、購入者の声に耳をかたむけると、必ずしも絶賛、大満足とはなっていない模様。

その理由は、公表されている数値と実際に走った場合の実燃費とで、大きな差が生まれているからだ。実際、ユーザーによる実用燃費をまとめたサイトなどを見れば、カタログ値との違いに驚くはず。

それに対して、従来のガソリンエンジンを改良することで、ハイブリッドに迫る実用燃費を実現し、ユーザーの注目を集めているのがVWのTSIエンジン。
直噴ガソリン・エンジンをベースに、ターボやスーパーチャージャーなどの過給器を組み合わせることで高出力と低燃費を図った、フォルクスワーゲンの最新エンジンの総称だ。

TSIエンジンは、ポロをはじめ、ゴルフやパサートなど、ほとんどのフォルクスワーゲン車に搭載されている。

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VWでは、写真のゴルフをはじめ、より小さなポロから高級SUVトゥアレグまでほとんどの車種に実用燃費にすぐれるTSIエンジンを展開している。

状況に応じてエンジンの
性能を引き出すTSI

TSIがなぜ実用燃費に優れるのか？
その理由は、走行状況に応じてエンジンの性能を効率よく引き出せるから。
市街地などをゆっくりと走っているときは小排気量エンジンとして燃費を稼ぎ、いざ、高速道路への進入や山道などで大きな力が必要なときは、過給器の助けを借りて大排気量と同じように力強く走れる。

それに対してハイブリッドは、モーターのサポートが効果的な、市街地での走行に優れ、どちらかと言えば高速走行は不向きと言える。