覚悟は必要だったが満足だった新車購入
それまでフランス車やイタリア車などを中古車で乗ってきたというMさんが、満を持してポルシェ ボクスターの新車購入に踏み切ったのは、ある想いがあったからだった。
ボクスターをほしいと思ったのと同時に、「自分好みのクルマにするため、オプションなども自由に決めたい!」
と考えるようになったからだ。Mさんがクルマを新車で買うのは今回が初の試み。「いちどでいいから、経験してみたかったんですよね(笑)」とおどけてみせる。
念のためライバルモデルも試乗し、ますますボクスターに惚れ込んでいったという彼は、ついに購入を決断。いよいよ念願だったオプション注文の検討に入った。
Mさんはまず、ほどほどの快適性とギミック(面白い新機能)という基準で、オプションを決めていった。本人的には十分妥協したとのことだが、リミットとしていた150万円を早々に超えてしまう。
「もしも限度額を設けていなかったならば、カスタムカラーやレザーインテリアも発注していたかもしれません……それじゃボクスターSが余裕で買えますよね(笑)」と語るあたりは、さすがオプションにこだわって新車を購入した彼らしい。
クルマの完成、輸送船の到着を心待ちにしながら、ボディのガラスコーティングショップに予約をしたり、ブログを立ち上げたりと異常なハイテンションになったというMさん。「このクルマの新車購入にまつわる、経験のすべてがとにかく楽しかったですね」と満足顔だ。