街にあふれている燃費自慢のエコカーたちを尻目に、TPOに合わせて好きなクルマを乗りこなす生活。ちょっといいと思うでしょ?
もしも乗りたいクルマがあるんだったら、「いつか……」ではなく「いますぐ!」がいい。だってちょいクラ、カッコいいじゃないですか!
いつまでもあると思うな親とちょいクラ中古車!?
クルマを買う理由なんて、そのクルマがほしいと思えるかどうか。カッコいいかどうかでいいと思う。人と荷物を積み込んで数百キロ離れた目的地まで移動するくらい、今どき軽自動車だって涼しい顔してできるんだから。
もちろん、文明社会を支える移動体としての使命を考えれば、環境や安全といった分野では、まだまだ進化が求められるのも事実。しかし、こと我々一般のクルマ好きが休日を楽しむためのツールとしてクルマを探すなら、そこまでご大層に考え込む必要もない。
毎日仕事の道具として使うわけでもないし、絶対的な数が少ないんだから、新しく資源を使ってハイテク・エコカーを製造するよりも、リユースの精神で言えば立派にエコ。
なにより、ある日法律が変わって、古いクルマに乗りたくても乗れなくなるのは、ひょっとしたら遠い未来の話ではないのかもしれない。
そうそう、あなたが「いつか乗ってみたいものだ」なんて悠長にかまえている間にも、すでにちょいクラのある暮らしを楽しんでいる人が増えてきているのをご存知だろうか?
そう、すでにブームは進行中。一部のモデルは、中古車価格も上昇傾向にあると言える。
結論としては、ほしいクルマがあるなら今のうち。さっさと買って楽しむのが正解ってことだ。
Come on Everybody!
初期投資が安く、間口が広い
ちょいクラ最大の魅力とも言えるのが、初期投資の安さ。かつて憧れていた名車が、たとえ15年ほど古いものとはいえ、コンパクトカー程度の値段で買えてしまうのだから盛り上がる。ただし、ある程度の「リセット整備」は必要だから、予算には余裕を持たせるべし。
Easy to Keep!
メンテナンスがわかりやすい
1台のクルマに10以上ものコンピューターが搭載され、複雑に統合制御されている現代のクルマと比べれば、構造はシンプルとすら言える。また、新車当時のメカニックが独立してショップを経営していることもあるため、維持していくのは想像より難しくない。
Taste Good!
ブランドらしさを深く味わえる
ちょいクラたちは、デジタル技術の発達した現代のそれとは違い、メーカーによってさまざまな技術的アプローチが試みられていた世代でもある。それゆえ、五感にうったえるフィーリング、いわゆる“味”が濃いのだ。クセの強いクルマを乗りこなす喜びもある。
Fashionable Life!
ほんのりレトロがカッコいい
流線型の未来的フォルムが多い現代のクルマに比べ、レトロな雰囲気ただようちょいクラのスタイルは非常に魅力。それでいて内容的には現代の路上でも不満のない性能をともなっているところもポイントが高い。さらりと乗りこなせればオシャレ上級者だ。