BMW＆ミニ インポートカースーパーカタログ2009

MCでさらに進化したスポーツセダンの代名詞

●先代E46は、現行E90に比べて扱いやすいボディサイズが魅力。売れたクルマならではの説得力にあふれている。モデルはセダン、グレード的には318iと320iが充実している。

　05年にフルモデルチェンジし、5代目となったプレミアムDセグメントの雄。08年11月にフェイスリフトが行われると同時にナビ性能を強化。2.0L直4〜3.0L直6ツインターボのほか、4.0L V8のM3が設定される。死角のない走りが身上だ。

中古車参考価格帯

• 物件充実度3
• お買い得度3
• オススメ度3

モデル末期で熟成極まるBMWの旗艦車種

●マッシブな現行型とは対照的に、スマートでエレガントな雰囲気が漂う先代モデル。中古車はかなりリーズナブルで、確信犯でねらうなら、満足感が高いチョイスになるはず。

　クリス・バングルが手掛ける昨今のBMWデザインは、この7シリーズから始まった。まもなく新型が日本にやってくるが、現行型の魅力もまだまだ衰えていない。エンジンは4.0Lと4.8LのV8、6.0L V12の3機種。ロングホールベース仕様も存在する。

中古車参考価格帯

• 物件充実度2
• お買い得度3
• オススメ度2

年を経るごとに熟成が進んだ硬質な走り

●現行世代になる前のBMWらしさにあふれているのが、E39・5シリーズ。デビュー時はこのクラスの世界的ベンチマークになるなど、いまでもその内容と質感にファンは多い。

　デビューから早5年が経過し、完熟の域に達した感のある走りの5シリーズ。ドライビングプレジャーではメルセデスやアウディを大きく引き離している。セダンとツーリングの2ボディが存在し、直6、V8、そしてV10搭載の高性能モデルM5を設定。

中古車参考価格帯

• 物件充実度3
• お買い得度3
• オススメ度3

　流麗なスタイリングとボディの大きさを感じさせない身のこなしを見せるクーペ＆カブリオレ。エンジンは3.0Lと4.8L、それから5.0L V10のM6が設定される。

　今やライバル車が増え、市場が年々拡大しているコンパクトSUVだが、プレミアムブランドではX3が草分け。3シリーズにも遜色のないBMW濃度たっぷりの1台。

　クーペ＋SUVという新ジャンルを確立したX6。新世代の直噴エンジンを搭載したほか、ダイナミック・パフォーマンス・コントロールと呼ばれる駆動メカも新機軸。

　最適化された前後重量配分が生む素直なハンドリングと、軽快な加速フィールを見せるスポーツモデル。剛性感あふれるクーペや高回転型直6のMモデルもあり。

元祖スポーツSUVはプレミアム感を一層向上

●あえて名称をSUVではなくSAV（スポーツ・アクティビティ・ビークル）とした先代X5は、先代5シリーズをベースとして登場。この手のモデルの常識を覆す走りっぷりを見せる。

　SUVの世界に「走りの楽しさ」という概念を持ち込んだX5。現行型は07年に登場した2代目で、ボディサイズの拡大によって、ミディアムクラスながらも堂々たるサイズとなった。内装の質感もさらにアップ。3.0L直6、4.8LV8の2モデル構成となる。

中古車参考価格帯

• 物件充実度2
• お買い得度2
• オススメ度2

変わっていないようでじつは大幅リニューアル

●約40年近く続いたクラシックミニ。そのコンセプトを現代基準で蘇らせたのが、この先代ミニ。BMWが手がけたというだけあって、完成度と質感の高さはお墨付きだ。

　MINI好きじゃないと、一見どこが変更されたのか分からないスタイルだが、先代と共通なのはルーフパネルのみで、ほかはすべて新設計。エンジンはBMWがPSAと共同開発した直噴ターボも設定し、ドライブ感覚は一変した。クラブマンも人気。

中古車参考価格帯

• 物件充実度3
• お買い得度3
• オススメ度3