どれも記憶に残りそうな当たり年のクルマたち
ワインについて話をするとき、よく世間では「これはビンテージワインなんだ!」とか、「何年のどこどこの赤はビンテージだ」などと語られることが多い。
しかし、ビンテージとは「当たり年」のことであって、もともとは「古い、年代物の……」などといった意味ではない。簡単に言うと、質のよいブドウからできた年のワインをビンテージと呼ぶ。そういうことから言えば、2008年という年は、輸入車にとってはまさに当たり年だったと言えるだろう。なんと言ったって、強い個性があって、クオリティの高い魅力的なニューモデルが、たくさんのブランドからリリースされたのだから……。
来年発売されるモデルを紹介して一年を締めくくるのもいいが、今回はそれだけではなく、あえて今一度、登場したクルマたちを振り返り、楽しんでみたいと思う。
そして、テイスティングを行うのは、これまた個性豊かなカーソムリエたち。彼らに今年発売されたモデルを総括してもらい、読者のみなさんに、とびきりのお薦めモデルを示してもらおう。また同時にオールドビンテージともいえる中古車もお薦め願うので、乞うご期待!
五感を研ぎ澄まして、採れたてのみずみずしい、しかし、しっかりと味わい深いクルマたちを堪能してほしい……。それでは!