先にも記したけど、21世紀は世界中のメーカーが生き残りに必死の時代。クルマ造りのグローバル化が没個性に向かっていることも残念ながら事実だ。
そうなると、恋しくなるのがそれぞれのメーカー、ブランドが味わい深かった時代のモデルたち。年式からいうとちょうど10年落ちぐらい、90年代のクルマたちが該当する。
これらのクルマが開発されていたのは80年代、もしくは80年代後半。ちょうど味わいはそのままに、快適性と安全性をバランスよく備えたクルマたちといえる。
もちろん、このジャンルのクルマたちと暮らす場合、価格が安いぶん相応のメインテナンスが必要になってくる。日常メンテは当然として、エアコン、水まわり、ゴム関係など値の張るものがそれだ。しかし、それらを加味しても、この年代のクルマたちにはありあまる魅力がある。