雨が上がるたびに暖かさが増し、日に日に春の足音が近づいてきていることが実感できる今日この頃。クルマでのドライブは、季節を問わずに楽しめるものだが、やっぱり暖かいほうが活動的になるもの。今回はそんな早春に、クルマで行って、歩いて回れるそんなドライブスポットに行ってきた。
岐阜県瑞穂市にあるカーショップ「エリアワンカーセールス」さんでクルマを借りた我々、そのまま江戸時代の主要街道である中山道の一部を継承する「国道21号線」を西に向かい走り始めた。
のんびりと安全運転で21号を走る我々の視線の先、遠くにはまだ冬の名残が残す伊吹山が、我々に目的地を示すようにそびえている。今回、ドライブの目的地に選んだのはその伊吹山のふもと、日本史の大舞台「関ヶ原」である。
「関ヶ原の合戦」といえば、誰もが知っている日本史の重要スポットだ。日本の近代といわれる江戸時代が始まるその少し前、戦国時代といわれる時代が幕を下ろしかけているころ、そこでは戦国武将たちが、最後の大戦を繰り広げた。そんな関ヶ原には、その当時の壮大な歴史ドラマを感じられるスポットが数多く残っており、今も多くの人が散策に訪れるという。
昨今、若い女性達の間では、戦国武将が「萌え」ブームを起こしているらしいことをあやふやな情報筋から掴んだ編集部。この関ヶ原は、そんな戦国武将たちが輝いていた場所ということで老若男女問わず密かに人気が出てきているとのこと。
また、車外にでて街を散策できることから、季節を感じるのにもちょうど良いと、ドライブスポットとして「関ヶ原」に白羽の矢が立ったというわけだ。関ヶ原だけに…。
そして今回、我々編集部を関ヶ原の決戦地まで連れて行ってくれた馬は、「BMW X5 HAMANN FLASH」。良血馬「BMW X5」を、ドイツのチューニングメーカー「ハーマン」のフルエアロで、さらに進化させたコンプリートの、いわばサラブレッドだ。
春の陽気とともに、頭の中でホラ貝の合図がなってしまっている編集部を乗せて、合戦の地を軽快に走りまわる白いサラブレッド。
きっとこのサラブレットがいれば、徳川家康も、石田三成でも、たやすく関ヶ原の地を征服できたに違いない。
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