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【東海エリアドライブ】名古屋市熱田区ドライブは名馬とともに |
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名古屋市熱田区ドライブは
名馬とともに
古くは東海道の宿場街、今も交通の要衝として存在感を放っている熱田区。今回のドライブはそんな熱田区を名馬、フェラーリF430で疾走してきた。熱田神宮や宮の渡しなどおすすめスポットをご紹介しよう。
文●ハツガイ(本誌) 撮影●谷瀬 弘 |
熱田区
古くから東海道五十三次の宮宿
の宿場町、熱田神宮の門前町とし
て栄えていた熱田区は、愛知県でも
有数の歴史観光の名所である。
熱田神宮周辺は、典型的な下町
の雰囲気を残しており、中区大須地
区などと並んで古きよき名古屋の風
情を感じさせてくれる。
熱田神宮だけでなく街の随所に、そ
の歴史を感じさせてくれるスポットが
今も数多く残る地区だ。
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自動車界のサラブレッドで名古屋市熱田区を疾走。
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名古屋市の交通の要衝である金山総合駅前。下町の風情を色濃く残す熱田区の中
において、金山駅周辺はビルが建ち並ぶ熱田区の中心的なエリアの1つである。 |
歴史に名を残す名馬、サンデーサイレンスに、古くはオグリキャップ。歴史の中では三国志の赤兎馬とか。
赤兎馬はともかく、競走馬は走るための血統書付きが当然、そのような中から、期待された通りの名馬が生まれてくる。
そして名馬といえば、自動車界のサラブレッド、「跳ね馬」ことフェラーリだも忘れてはならない。なぜならこれは輸入車情報誌だからだ。エンブレムの馬が表す様は、まさに血統書付きの名馬の証し。このクルマに乗れば、注目を浴びること間違いなしといった世界最高クラスの自動車である。
今回のグー・ワールドGTでは、滅多に乗れないこのフェラーリF430で、なんとドライブロケを行うことに成功。おろしたてピカピカの車両で、撮影に快く応じて下さった「T-WEST」さんには、感謝の限りである。
そしてこの希代の名馬と連れ添って、東海道の宿場町、さらに古くは神話の時代まで遡れる街、熱田区にやってきたのだ。
街と緑、歴史と現代が調和する名古屋市熱田区を、名馬フェラーリF430で疾走する!
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熱田神宮
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この祈祷殿でクルマのお祓いもしてもらえる。GooWORLDを読み、
クルマを購入した際はぜひ祈祷を受けて安全にドライブを楽しもう。 |
転ばぬ先の杖。楽しくドライブするために交通安全祈願。
東海エリアにいる私たちにとって、名古屋市熱田区と聞けばまず真っ先に熱田神宮の名前が浮かんでくるのではなかろうか。数ある神宮の中でも、伊勢神宮などと並び、全国の三大神宮に数えられることもあるほどのその歴史と由緒の正しさを持っているのである。
と、いうわけで熱田区ドライブには欠かせない熱田神宮に行ってきた。その昔、ヤマトタケルノミコトが使用して
いたとされる三種の神器の1つ、草薙の剣が祀られているとされる熱田神宮。国宝や重要文化財など、歴史的にも大変貴重な神社なのである。初詣の際の人でごった返すイメージとは違い、平時のここは、のんびりと時間が流れる都会のオアシス。
そしてここ熱田神宮では、クルマのお祓いをしてもらえる「車ばらい」も行っている。「車ばらい」とは、交通安全を願う心の祈りとのこと、ドライブで熱田区に遊びに来た際は、一度お祓いを受けてみてはいかがだろう。
輸入車好きの皆様のこと、当然クルマに乗ってドライブに出掛ける機会は多いはずだ。我々も微力ながらその
お手伝いをさせて頂いている。安全にドライブを楽しんでもらえることが、グーワールドの願いでもあります。
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宮の渡し公園
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公園内にある「七里の渡し跡」。東海道としてここが栄えていた頃には、ここから桑名宿に向け、4時間程の海の旅路が待っていた。 |
「七里の渡し」から、江戸の旅路に想いを馳せる。
江戸時代、東京の日本橋から、京都の三條大橋までを結ぶ東海道に、53の宿場町が整備された。ここ熱田区は宮宿、もしくは熱田宿と呼ばれ、東海道五十三次の41番目の宿場町として、熱田神宮と共に江戸時代には天下を往来する人々で賑わっていた。
そんな宮宿の名残を感じられるスポットがこの「宮の渡し公園」だ。現在の名古屋市を南北に走る国道19号線が国道1号線と交わるすぐそばの場所に、宮宿の船着場址を整備した、この歴史公園がある。
ほぼ現在の国道1号線と重なる東海道だが、現在とは違い、江戸時代の東海道には海路も存在した。その東海道唯一の海路が、ここ宮宿(熱田)から、現在の三重県桑名市にあたる、桑名宿まで延びていた「七里の渡し」である。
この「七里の渡し」、その名の通り、桑名まで七里の距離(1里=4キロ弱)を4時間ほどかけて渡っていたそ
うだ。天候の悪化などにより、海難事故がしばしば発生する東海道の難所であったと言われている。
七里の渡し跡の他、常夜灯や、時の鐘などが整備されているこの公園で、熱田区の歴史に想い巡らせてみてはいかがだろうか。
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街で見つけたおみやげ
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もっちりとした上品な甘さの
餅菓子をドライブ土産に。
五穀豊穣や、家業の繁栄を願いに訪れる人たちで古くから賑わいをみせる熱田神宮の、駐車場入り口近くに軒を構える「きよめ餅総本家」。熱田区にドライブの際は、こちらの「きよめ餅」をお土産にいかがだろうか。
江戸の頃からお参りをする人達が、境内のきよめ茶屋で旅の疲れを癒し、身を正してから神前に赴くという習わしがあった熱田神宮で、この茶屋にちなんで売り出された「きよめ
餅」。餅粉と白玉粉でつくったやわらかなお餅にこしあんを包んでいて、上品な甘さを持つこしあんと、もっちりとした歯ごたえがお茶うけにもちょうど良い。「熱田神宮参拝にきよめ餅」
と、セットで語られることも多い餅菓子である。
きよめ餅総本家では、栗の入ったきよめ餅や、藤の花房に見立てた藤団子などの他、伝統の和菓子や、フレッシュバターと卵黄を使った生地に、ラム酒とブランデーを加えたスイーツ
「ナビエール」などの洋菓子も取り揃えられている。
名古屋の銘菓としても有名なきよめ餅を、熱田区ドライブの思い出におすすめしたい。
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観光スポットが近隣に点在、
まとめて遊べるエリア。
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名古屋市の区の中でもあまり大きい方ではない熱田区、今回のドライブはこうしてマップ上でみても、広くとは言えない範囲で行動した。
これは観光スポットが近い範囲に点在する熱田区の特徴とも言えるだろう。近い範囲内で見所が満載の街なのである。まだまだ紹介しきれていないスポットばかりなので、これを参考にご自身でもスポットを調べて熱田区に遊びにいってほしい。
主要な幹線道路が端走っているので、遠方の方も迷うことなく遊びに行けるはず。それでは皆さん、名古屋市熱田区で楽しいドライブを。
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