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SALEENで疾走する日本ライン |
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SALEENを知っていますか?
1984年にレーシングドライバーの“スティーブ・サリーン”によってスタートした、
新しいプレミアムなブランドなんです。
今回はそんなスペシャリティーカーで、ドライブに出かけてみました。 |
撮影=エジナット 文=タナカアツシ(本誌) |
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輸入車好きの人はサリーンと聞くと「おっ!」と思うかも知れない。でも知名度はまだまだ。それもそのはず、日本に登場したのは2005年の東京モーターショーからで、まだ露出度が少なく、さらに限られた数しか生産されないプレミアムなモデルだからだ。今回はそんなサリーンのS281SCで、日本ラインへとドライブに出かけた。
風景がドイツ・ライン川に似ている事から名付けられた、岐阜県美濃加茂市から愛知県犬山市にかけての木曽川沿岸の渓谷は、激流を船頭さんが操る船に乗って下る「日本ライン下り」が有名だが、実はこの周辺はドライブスポットとしても最適なのである。
ここには風光明媚な景色と渋滞とは無縁な道路がある。せっかくのドライブなんだから、ごみごみした都会よりも自然の中を思いっきりドライブしたいと思うのは当然のこと。
ということで、早速モデル今井麻琴さんとサリーンに乗り込んで、いざ日本ラインへ。エンジンをかけた瞬間感じる力強さと、限定生産のクルマに乗っているプレミアム感は相当なもの(もちろん自分のモノじゃないけれど…)。そして、実際に走っても、やっぱりよく走る。気持ちいいくらい簡単に目的地に着きそうな力強さで、運転が楽しい。
でも、それ以上にバツグンの破壊力なのが注目度。サリーンが走るとみんながみんな振り返る、なんて、クルマのCMにありそうな光景を、冗談抜きでリアルに味わえる。信号待ちの時なんて、本当にCMの中にいるみたいに周りの視線が刺さるから、ちょっとしたスター気分だ。
特別なクルマ、サリーンに乗って、自分も特別な何かを探したいと思った。日本ラインを気持ちよく走りながら、特別なものを探す。そんな曖昧なドライブも、たまにはありかな。 |
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