伊豆にたたずむ英国調の光景に感嘆の声をあげる
2012年夏の思い出といえば、やっぱりロンドンオリンピック。トップアスリートがしのぎを削る競技に注目が集まったが、しきりに放送される英国の街並みも興味深かった。おのずと湧き上がる「あの景色を見てみたい」という感情。夏休みが終わったいま、実現可能な近くの英国を探しにクルマを走らせた。
ナビゲーターを務める今回の輸入車は、スポーティセダンのベンチマークとして親しまれるBMWの「3シリーズ」。とめどなく進化を続ける同シリーズは、環境性能に優れる3つのエンジン「直噴ターボ」、「クリーンディーゼル」、「ハイブリッド」をラインアップ。そのなかでもベーシックモデルの「320i」をセレクトした。
特筆すべきは、6速MTを選べるということ。運転する喜びを実感したいクルマ好きにとっては、クラッチを切り、シフトチェンジするという操作は、情緒的で病み付きになるほど魅力的。2L直列4気筒の直噴ターボエンジンから生まれるパワーを、自由自在に操る喜びに、浸ることができた。
そして一行が到着したのは、伊豆にある「修善寺虹の郷」。園内に各国の街並みを再現し、異国の情緒や文化を体験できる施設だ。
東京ドーム10個分を誇る敷地の入り口には、目的としていた英国調の街並みが広がる。切妻屋根と外壁に象徴されるチューダー様式の建築物や、英国製のミニSLが運行している様子を眺めながら、英国の空気感に酔いしれたのであった。