●あるときにはサーキッ トに華を添えるレースクイーン、またあるときにはスポッ トを浴びて光り輝く舞台女優。変幻自在の変わり身でマルチに活躍する彼女。笑顔がキュートで〜す♡
文●GooWORLD 写真●佐藤亮太※敷地内にクルマは入れません。特別な許可のもと撮影しています。
都内の渋滞に巻き込まれて溜まったフラストレーションは、関越自動車道で一気に発散! 抜けのいい景色と直線が多い道路を快走すれば、清々しいドライブが楽しめるはず。道中は魅力的なSAが多いから、誘惑に負けないよう注意が必要だ。
- ノスタルジックのなかに垣間みる斬新なテイスト
- ドライブの楽しみと言えば、地元の特産物を買って帰ること。都心から日帰りできる距離で日本屈指の農作物といえば、深谷ネギしかない!というわけで一行は上質なネギを求めて深谷市に目的地を設定。しかしせっかく行くなら一日楽しめるエンターテイメント性も求めたい。深谷市のNEW STYLEは何かないか……。リサーチにヒットしたのが、300年の歴史を誇る酒蔵をリノベーションした「深谷シネマ」だった。
施設の存在を知ったとき、おのずと今回のナビゲーターを務める輸入車が決定。休眠状態だった車名がリノベーションして復活を遂げた、アルファロメオの伝統モデル「ジュリエッタ」である。二つの共通項を頼りに、これからの出会いに期待を膨らませながらアクセルを踏み込んだ。
小柄なボディに美しいラインを織り交ぜるジュリエッタは、最新機構も搭載して走りの気持ちよさを実感。なかでも走行モードが変えられる「DNAシステム」をダイナミックモードに設定すれば、アクセルやステアリングの動きに一体感が増し、スポーティーな乗り味に。あっという間に深谷シネマに到着した。
敷地に足を踏み入れると、趣がある独特の空間はノスタルジックそのもの。当時の面影を強く残し、古きよき時代を感じさせる。そんな場所でこだわりの映画が見られるのだから、優雅で贅沢な時間となる。
物思いにふける一行。次の瞬間、驚きの光景が目の前に広がる。なんと我々が訪れることを察知したネギの妖精「ふっかちゃん」が、ネギを届けに来てくれたのだ。粋な計らいに、みんな深谷が大好きになった。
- 徹底解剖!深谷のPR大臣 ゆるキャラ「ふっかちゃん」
- 地元のPRを使命に、いまや全国で増殖し続けるゆるキャラ。そのなかでもトップクラスに位置づけられ、2011年度の「ゆるきゃらグランプリ」で6位に輝いたのが、深谷市が誇る「ふっかちゃん」だ。深谷ネギをモチーフにしたフォルムは、ジワジワかわいさが伝わってくる、不思議な魅力に満ちている。徹底解剖された情報は、公式HPをチェック!http://www.city.fukaya.saitama.jp/fukkachan
●深谷シネマ館内の様子。今回は特別に、映写室を見せてもらった。独特の機械音をたてながら、光を透過してスクリーンに映し出される映像に感動!
- 映画の収録にも利用され銀幕のスターも訪問!
- 今回訪れた「深谷シネマ」はリノベーション計画の一部であり、あたり一帯は「まち遺し深谷」というプロジェクトのもと活動が展開されている。ほかにも情緒豊かな店舗が軒を連ね、その独特の空間を有効利用すべく、映画やドラマの撮影舞台として活躍してきた。実際に足を運び、大好きな作品の撮影風景に思いを馳せながら、ゆっくり周囲を散策しても楽しいかもしれない。
そこで一行も、想像力を膨らませながら、敷地内を巡ることに。まず訪れたのは、タングステン光の暖かい光が大空間をじんわり照らすイベント広場。もともとは蔵として利用されていたが、リユースによってイベント広場に生まれ変わった。音が程よく反響し、なかなかいい雰囲気に包まれている。実際にジャズコンサートや映画祭の会場として利用されていることが多いという。ちなみに映画祭は今年も計画中で、詳細が決まり次第、ウェブに情報がアップされるとのことだ。
意外と広い「まち遺し深谷」。いろいろ散策しているうちにお腹が空いてきた。そこで訪れたのが、家庭料理が味わえる食堂「ててて亭」。お目当ては、どこか懐かしい味だと評判な「シネマカレー」だ。収録で訪れた有名俳優、女優が大絶賛した人気メニュー。果たして、そのお味は……うん、おいしいです!
しかもサイドメニューの「四季 むかしの牛乳」が濃厚で最高。アットホームな空間でおいしい料理を食べたら、心がほっこりしてきた。いつまでも居たくなる、不思議な空間である。
●昔ながらのカレーが自慢な「ててて亭」。サイドメニューの牛乳は濃厚で、
開封直後は瓶を逆さまにしてもこぼれない。はじめの一口はスプーンでどうぞ!
●定期的に催しが開かれる大空間(写真左)。敷地には、古書を扱う「円の庭」が
オープン(写真右)