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冬の横浜でホッとひと息 |
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カワイイもコワイも迫力の至近距離で! |
中華街の昼食でお腹一杯になったスタッフのひとりが「パンダ見たいなあ……」と発した何気ないひと言から、腹ごなしに動物園に行くことになった。
そして、パンダがいるか定かではなかったが、ほど近い「野毛山動物園」を訪れた。入園するなり早速レッサーパンダが出迎えてくれた。そして舎の前は、親子連れの来園者と共に「カワイイ〜!」の大合唱となった。
貴子さんも「レッサーパンダがこんなに可愛いとは知りませんでした♪」と、とても満足気な笑顔を見せてその場から動こうとしなかった。あいにく目当てのジャイアントパンダに会うことはできなかったが、そんなことはとっくに忘れられていた。
広すぎずコンパクトにまとまった動物園はそれ自体も可愛らしい存在で、多くの家族連れやカップルなどで賑わっていた。
園内をのんびり歩いていた一行は次にトラ/ライオン舎の前に。あまりの近さに大きく鋭いキバもハッキリと見え怖がるスタッフもいたが、目の前を往復するトラを眺める貴子さんは「素敵ですね……飼いたがる人がいるのもわかる気がします」と野獣を眺める。
クジャクなどが歩道を歩いていたりと、のんびりした心地よい空気が漂う野毛山動物園。園を出る時、陽はすでに沈みかけていた。 |
野毛山動物園(のげやまどうぶつえん)
神奈川県横浜市西区老松町63-10
TEL:045-231-1307 |
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●おなじみのチンパンジーやトラのほか、黒白のコントラストが印象的な「アビシニアコロブス(写真左)」などの珍しい動物もいる。 |
●1951年の開園以来、市民の憩いの場として愛されている野毛山動物園。ここではライオン、トラ、キリンをはじめとする多くの動物たちが「体のつくりや動きを細かいところまで観察できるように」と、入園者から近い距離にいるので動物によっては迫力がある。 |
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●23才のライオン、モドリ君。「長年にわたって市民に親しまれ、ライオンの生態理解にも貢献した」として、今年の9月に日本動物愛護協会から「功労動物」として表彰された。最近は年のせいか眠ることが多い。 |
●入場口のすぐ近くにいて、野毛山動物園でイチバンの人気者がレッサー・パンダだ。木に登ったり走り回ったりとわんぱくぶりを見せている。貴子さんも「この可愛さはもう犯罪ですよ……」と目がハートに。 |
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大人びた古い街並みと雰囲気満点の夜散歩 |
野毛山動物園を満喫した一行は、小高い丘の上にある山手(やまて)に向かった。
「港の見える丘」や「外人墓地」、さらには高台の高級住宅街として知られる山手は、西洋的な雰囲気の街並みを今日も残している。
日本の近代化に大きく貢献した外国人たちが数多く住んだ横浜。そのなかでもここ山手には、多くの貿易商などが優雅な邸宅を構え、これらの洋館のいくつかは現在一般に公開され、当時の華やかな生活ぶりを偲ばせてくれる。
陽の暮れた山手は人も少なく、静かなたたずまいが心地よい。散歩しながらスタッフたちは「ここに住みたい! いや、こっちもカッコいい!」と、よそサマのお宅品評会を開始していた。
そして山手のもうひとつの魅力は、そこからの眺めのよさだ。周囲からひときわ小高い丘になっている山手からは、横浜の主要部が大きく足下に見渡せるのだ。
「お家や街の雰囲気、それに眺めも素敵だし、中華街は近いし(笑)、山手っていいところですね! また来ます」と貴子さん。
そうして夜景を楽しみ、肌寒さと空腹を覚えた一行は、山手から再び中華街へと向かうのだった。 |
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●山手を歩いていると建物と建物の間にふと遠くの景色が現れることがあり、ここがかなりの高台にあることを認識させられる。マリンタワー越しにみなとみらい周辺の様子が見える。 |
●昼の眺めもいいが、横浜は夜景もまた格別だ。手前の高速道路を走るクルマがまるでミニカーのように小さくてなかなか面白い。奥のベイブリッジはとてもキレイで迫力もある。 |
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●外国人向けの集合住宅として建てられた「山手234番館(写真左)」、「日本一美しい聖堂」とも呼ばれる「カトリック山手教会(写真右)」などの建物は、夜間ライトアップされる。 |
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