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房総の隠れ名所でココロ休まる旅 |
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不思議なオーラが漂う
奥の見えない巨大洞窟 |
大房岬自然公園の自然林をただひたすら突端を目指して歩くこと30分……。緑の景色は突如として、断崖絶壁から望む青一色に変わる。そして急な斜面を下ると、大きな洞窟に出くわす。一同は、「だれが先発隊として下見をしてくるか!」で大議論となった。
数分後、スタッフが小澤さんをが探すと、なんと彼女はすでに洞窟の入り口を下りていた! 慌てて後を追いかけることに……。
待つことしばし、すると洞窟内から「すご〜く奥が深いですよ! ちゃんとライトがないと進めません……残念です」と小澤さんの声が響いてきた。その声はうわずっていて、なんだか楽しそう。スタッフが怖くないのかと聞くと、「わたし、肝だめしとか好きなんです!」との返答が……納得。
それにしても入り口周辺の高さは10mはあろうと思われる巨大な洞窟。とても人間の力では創れそうもないこの神秘的な空間は、ただ入り口の前に腰をおろすだけで癒される不思議な場所だ。
まだまだ残暑が厳しい日だったが、洞窟の奥から流れてくる涼しい風はとても心地よかった。 |
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●人間がこの洞窟を発見したのは、大房岬の地形が形成されてからの時間を考えれば……ごく最近のことと言えるだろう。行き止まりまで行った人はいるのだろうか? |
●訪れる者を圧倒する見事な海蝕岩(かいしょくがん)。その大きく力強いうねりは、ドラマティックな時間の流れと自然の持つ力を想像させる。一見の価値あるスポットだ。 |
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●この日は岸によせる波もおだやかで、固い岩場が激しく切り込まれたのが不思議に思えた。自然の力は計り知れない。 |
生きのいい魚を堪能し
心身ともにリフレッシュ |
「海、すごくきれいですね!」と小澤さんが感激する白浜。
ところで、ここ千葉県房総の最南端でスタッフ一同を迎えてくれたのは、なにも美しい海の眺めだけではなかった……。
それほど観光地化されていない港の周辺には、いくつかの磯料理屋が見つけられる。そのなかでもっとも海側の一軒「みずるめ」さんに入ってみた。店内には大きな生け簀(いけす)が設けられ、獲れたての魚が泳いでいる。
スタッフ一同が注文したのはお刺身定食(1500円)だが、盛り合わされているどの魚も絶品であった。小澤さんも「どれも身が締まっていてプリプリ〜!」と歓喜を表現しながら食していた。
海の幸を堪能した時、外はすでに夕方に差し掛かっていた。そして幸せな気持ち一杯で訪れたのが、萬徳寺にある巨大なお釈迦さまの像。入滅の姿を現した涅槃仏は、なぜか安らぎを与えてくれた。 |
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●水揚げされた新鮮な魚は店内にある生け簀(いけす)に素早く入れられる。 |
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安らぎの巨大な涅槃仏
萬徳寺のお釈迦さま像は、足腰の病から守ってくださるとのこと。さらに大願成就の御利益があるともされる。靴を脱ぎ、らせん状の台座を時計回りに3周し、おみあしの前で参拝をする。 |
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萬徳寺 |
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体長16m、重量30tの大きなお釈迦さまの像が安置されている常楽山萬徳寺(じょうらくざんまんとくじ)。青銅製の像はガンダーラ様式で、涅槃仏(ねはんぶつ)としては世界最大級のもの。 |
ADDRESS |
千葉県館山市洲宮1571
TEL:0470-28-2013 |
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みずるめ |
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太平洋にもっとも近い食事処の「みずるめ」。白浜近海で獲れたばかりの新鮮な魚を提供する店として、観光客ばかりでなく地元の人からも人気がある。彩り豊かなお刺身定食がおすすめ。 |
ADDRESS |
千葉県南房総市白浜町白浜627
TEL:0470-38-2076
営業時間:11:00〜19:00
水曜定休 |
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