|
アルファ ロメオ159 に乗って、お茶と歴史の町、宇治を目指す |
|
アルファ ロメオ159 に乗って、お茶と歴史の町、宇治を目指す |
|
↑画像をクリックすると拡大します |
|
「源氏物語」の舞台にもなった
お茶のふるさと、宇治。
ぶらり歴史探訪を楽しんだら、
隠れ家的なお店でほっこり。
取材・文/寺田真理子 撮影/柿山昌範 |
|
歴史ある宇治の街並みを見て歩き、
茶の香ただよう老舗で一服
日に日に、寒さも厳しさを増しております。今回は、歴史と文化が息づく宇治の名所や穴場スポットを巡りながら、心温まるほっこりデートを満喫いたしましょう。旅のお供には、テレビや雑誌など各方面で大活躍中の、明るく元気な“ゆうこちゃん”がご一緒してくれます。
大阪方面からなら、名神高速・大山崎Jctを経由、京滋バイパスに乗り換え、宇治東ICからアクセスすると早い。宇治には、平安貴族の別荘地として栄えた美しい景観が広がり、世界遺産の「平等院鳳凰堂」や「宇治上神社」など、由緒ある史跡が数多く残っています。さらに宇治と言えばお茶。創業847年の老舗茶店「通圓」をはじめ、至るところにお茶屋さんが見られます。『中村藤吉本店』も148年続くという茶商で、天皇陛下にお茶を献上したこともあるそう。そんな栄誉あるお茶が、併設のカフェで味わえるということで、さっそく暖簾をくぐって店内へ。お茶の香ばしい香りがふわ〜。さらに銘茶売り場から、樹齢200年の黒松がどっしり構える中庭を奥に進んでいくと、大正時代の製茶工場を改装したカフェがあります。高い窓から光が差し込む吹き抜け空間で、竹筒に入った“生茶ゼリイ 抹茶”を、秋冬限定の“煎茶 藤吉”といっしょに味わうゆうこちゃん。
「お茶の爽やかな香りとコクのある渋みが、抹茶のデザートとよく合いますね!」と、とても気に入ったようで、帰りには「おばあちゃんへのお土産に」と銘茶を購入。ほんといい娘さんですね。 |
|
■世界遺産の宇治上神社付近にある朱色の「観流橋」から、様々な歴史の舞台にもなった宇治川や宇治橋を望む。
■『中村藤吉本店』の“生茶ゼリイ 抹茶”(¥620)は、香り高い抹茶をアイスやゼリーにたっぷり使用。 |
|
「源氏物語」の雅な世界に浸り、
夜は緑あふれる高台のレストランへ
お茶に続き、宇治とゆかりの深い「源氏物語」。紫式部が記した長編小説の最後を飾る「宇治十帖」は特に有名。そこで源氏の世界を体感するべく、府道15号線・宇治橋を北上し『宇治市源氏物語ミュージアム』へ寄ってみましょう。ここでは光源氏の邸宅「六条院」の模型や、平安時代の調度品などを展示していたり。タレントが吹き替えしたミニシアターも観られます。「源氏絵鑑帖」の立体画を見るゆうこちゃんは、実らぬ恋心を詠った和歌に、思わず「切ないですね…」と。さらにパソコンに向かって、どの登場人物にあてはまるか、性格診断テストにも挑戦。光源氏が愛し続けた「美人で素直で人柄も抜群な“紫の上”」との結果には、手を叩いて大喜びです(笑)。
デートの締めは、隠れ家レストランで創作ディナーとまいりましょう。再び府道15号線に戻り「山城総合運動公園太陽が丘」を目指して南下すると、植物公園そばにある『レストラン&ガーデン蝶々』に到着。様々な観葉植物に出迎えられ中に入ると、夜景も見える開放的な空間が広がります。サーブされたのはシェフの斬新な発想とセンスあふれるディナーコース。静かな時間のなかで、ゆっくりとグルメを味わい、ゆうこちゃんも大満足。食後は併設のガーデニング&輸入雑貨店で、アルパカの毛を使用したニットキャップを見つけ、即お買い上げ♪ 「今日はほっこりできて、幸せ満喫です♥」
世界遺産、お茶、文学…と歴史情緒あふれる宇治で、こんな魅力満点の日帰り旅はいかが? |
|
■『宇治市源氏物語ミュージアム』で展示されている「牛車」。
源氏物語の華やかな世界を象徴する乗り物で、
古代中世の絵巻物を参考に実物大で復元。
■フレンチベースの創作料理が味わえる『レストラン&ガーデン蝶々』。
この日いただいた月替わりのディナーコース(¥3,200)は、
メイン(肉or魚)がチョイスできる。 |
|
|
|
|
バックナンバー |
|
|