【徹底紹介】メルセデス・ベンツ GLKクラスのすべて

【徹底紹介】メルセデス・ベンツ GLKクラスのすべて

INTERIOR & METER

メルセデスらしく運転環境に優れ、取りまわし性抜群

　街乗りでも「運転しやすい」と感じるのは、適度なボディサイズと、車両感覚をつかみやすいスクエアなボディ形状のおかげ。GLKクラスのパッケージは、メルセデスらしいまじめさがなにより光っている。しかも最小回転半径5.4mと、小まわり性能も優秀なレベルにある。

　で、まじめさのもう一点は、使い勝手をきちんと考えた室内空間。大柄な男性4人にも十分といえるキャビンの広さを確保し、5人乗車で450L、2人乗車で1550Lの容量を持つラゲッジもパッケージしているのだから、ファミリーユースにもきちんと適応する能力を持つ。

　そして、2012年のマイチェンでは、使い勝手と質感の両面でアップデートが行われた。まずはシフトセレクターで、フロア式からコラム式電子セレクターのダイレクトセレクト（パドルシフトも装備）へと変更。これに伴い、センターコンソールに小物入れを追加している。

　お次はクオリティに注目。インテリアトリムパネルの面積拡大、エアアウトレット形状の変更（丸型になった）、カラーディスプレイ内蔵メーターパネルの採用などにより、新型はよりモダンで、上質な仕立てのコクピットを手に入れた。

　また、機能と性能を改善した新世代コマンドシステムの採用や、疲労や眠気を検知してドライバーに注意喚起をするアテンションアシストの導入も、大きな進化点と言っていい。

	●AMGエクスクルーシブパッケージはパノラミックスライディングルーフを標準装備。		●AMGスポーツパッケージ以上に標準となる自動開閉テールゲート。		●カメラはアダプティブハイビームアシスト用で、ヘッドライトのハイ、ローを自動切り替えする。

	●ECOスイッチでスタートストップ機能のオン・オフを選択。		●AMGエクスクルーシブパッケージはなんと20インチタイヤを標準で履く。足はもちろんスポーツサスだ。

いざというときも安心のオフロード性能

ロードクリアランスは185mm。加えてプラスチック製アンダーフロアパネルも装着し、タフな不整地走行に備えている。アプローチ＆ディパーチャーアングルも、都会に本籍地を置くであろうGLKクラスには十分な数値と言える。また、図にあるように渡河深度は300mm。水たまりにつっこんでも安心で、小川なら渡ることもできるはず。一度くらいはGクラス譲りのオフ性能を発揮させてやりたいものだ。

●W124・Ｅクラスが起源のメルセデスの常時4駆は「4（フォー）マティック」。GLKクラスは前45対後55の駆動力配分とし、4WDに特化したスタビリティコントロールの4EPSを搭載することで、オールラウンドな性能を追求している。

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