ライバルの中には、背高スタイルや超ロングホイールベースを採用するモデルもあるが、ゴルフのパッケージはあくまでもオーソドックス。家族のクルマとしての「ちょうどいい」を基本として、ゴルフXからのモデルは「今の時代が求めるゆとり」をプラスしている。180cmクラスの大柄な男性が前後に楽に座れるのだから、居住性は満足のいくものだ。そして、しっとりした素材の質感や、建て付けのよさに代表されるクオリティの高さにも注目。近年、VWが世界のライバルをリードする項目と言っていい。それは表面的なものではなく、使い込むほどに質の高さを実感することができる。
上級のハイラインは、アルカンターラ&ファブリック張りのスポーツシートやパークディスタンスコントロール、クルーズコントロールを標準で装備し、運転席パワーシートをオプション設定。贅沢な要求にも応えてくれる。なお、内装色はブラックが基本。ハイラインにオプションのレザーシートの場合は、ベージュやトリュフ(茶系)の選択も可能だ。
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