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アウディ A4 |
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アウディA4 |
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INTERIOR & UTILITY & EQUIPMENT |
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テーラーメイド感覚のフィット感が自慢 |
スタイル刷新により全長を30mm、全幅を5mm拡大したが、3サイズはそれでも4585×1770×1430(アバントは1455)mm。最小回転半径も5.2mと小さく、A4は扱いやすい体格を今もキープする。大柄なA6では日常の取りまわしに気を使う場面もあるが、A4ならそんな心配はなし。それでいて、A3スポーツバックと比べれば、ステイタス性や走りの質感、荷室のユーティリティは明らかに上。多くのファンにA4が支持される理由は、そうしたバランスのよさにあるわけだ。
なら居住性は? 近ごろのDセグメント車としては短めの2645mmのホイールベースから想像するように、後席足元は「広々」とまでは言えないが、大人4人が快適な移動をするのに十分な車室を有する。狭すぎず、広すぎず……あつらえたようにピタッとフィットするのがA4のキャビンの特色だ。シートの掛け心地もいい。
そして、基本設計から6年を経てもクラスをリードするのが質感の高さ。見て、触れて、操作をするたびに、「いいクルマに乗っている!」という満足感に浸ることができる。本革シートやウッドパネルに代表される高級装備も、標準またはオプションで選択が可能だ。 |
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吟味された素材と高精度の造り込みが織りなすインテリアは、一分の隙もないほどの高質感と知的なムードを演出。サポート性に優れたフロントスポーツシートや、3本スポーク本革巻きステアリング(標準は4本スポーク)を装備するSライン・パッケージは、スポーティ感を際立たせたコーディネートが魅力だ。アウディらしいカチッとしたデザインの4眼式メーターの中央には、さまざまな情報を提供するDIS(ドライバー・インフォメーション・システム)をレイアウト。DVD式からHDD式に進化したナビシステムは3.2FSIクワトロに標準、ほかのモデルにオプションで設定される。 |
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(1)格納式カップホルダーは作りに加えて作動感も高級。(2)6速ATは当然ティプトロニック付き。高級感とスポーティさを演出するアルミパネルにも注目。(3)アバントの荷室容量は442〜1354L。分割可倒シートはセダンにも採用され460〜833Lの容量を備える。(4)バイキセノンヘッドライトは3.2FSIクワトロとSライン・パッケージに標準。(5)ターボモデルやV6モデルは左右2本出しエキゾーストを採用。(6)Sライン・パッケージは、20mmローダウンのスポーツサスと、ファットな235/40R18タイヤを標準で装備する。 |
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QUATTRO STSTEM & SUSPENSION & SAFETY |
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A6やS4のノウハウを注入した新シャシー |
強固なボディ剛性と高度な衝突安全性を実現したボディ、理想的なジオメトリーを追求したサス、熟成のクワトロシステム……と、01年の世代交代のときから基礎固めはしっかりとできていた。ということで、「新型」では自慢の走りをひとつ上のレベルへと昇華させる技術が新投入されている。
まずは、設計からの見直しでセットアップを変更した足まわり。フロントのアッパーリンクやステアリングトラックロッドはS4、リヤのトラペゾイダルリンク・ベアリングやダンパーはA6から流用されたもので、確実にポテンシャルを高めることに成功した。
そして、速度感応のサーボトロニック式油圧パワステを、クワトロモデルに標準、FFモデルにオプションで新設定。そのねらいは高度なスタビリティ、スポーティなハンドリングと、日常の扱いやすさや軽快感を両立させることにある。また、ステアリングラックを上方に配置する設計にも注目。単に縦置きFFとの相性がいいだけでなく、ステアリング系の剛性アップや精度向上にも貢献する。 |
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QUATTRO SYSTEM |
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27年の実績に裏付けられたクワトロシステムを、2.0TFSI&3.2FSIとドッキング。核になるトルセンLSD式センターデフの基本駆動力配分は、前50:後50に設定されている。だが、前後輪に回転差が生じた場合には、前75:後25〜前25:後75の範囲内で自動的に調整。いかなる場面でも効率よく駆動力を伝達する。 |
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SUSPENSION |
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前4リンク/後トラペゾイダル式……つまりダブルウイッシュボーン発展型の高度なサスを前後に奢る。写真はクワトロだが、FFモデルのリヤサスも基本は同じだ。01年モデル以前のFFモデルは、まだトーションビーム式のリヤサスを採用していたが、操安性と快適性のバランス点を高めるためクワトロとの統一化を図った。 |
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SAFETY |
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挙動安定化メカESP、前席アクティブヘッドレスト、そしてヘッドエアバッグを含む6つのエアバッグを全車に標準化。後席サイドエアバッグも、3.2FSIクワトロに標準、ほかのモデルにオプションで設定している。05年の改良の要点は新世代ESP「8.0」の導入で、雨天走行時の制動性能を高めるディスクワイパーなどの新機能を追加した。 |
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