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フォルクスワーゲン ポロ |
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フォルクスワーゲン ポロ |
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INTERIOR & UTILITY & EQUIPMENT |
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クラスを超えた質感が所有する歓びを刺激 |
2470mmの十分なホイールベース、そして1480mmの高めの全高が、居心地のいいキャビンを生み出すポイント。前後席に180cmクラスの乗員が座るケースでも、後席ニースペースは10cmほどの余裕があり、ヘッドクリアランスにも十分なゆとりを確保する。
そこにもうひとつの快適をプラスするのは大きなグリーンハウス。6ライトのサイドウインドウを採用するだけに、後席もルーミーな印象。それでいてボディはコンパクトで、最小回転半径も4.9m。高度なレベルに実用性&快適性と扱いやすさのバランス点を置く。
そして、激戦のBセグメントにおいてポロの存在をなおさら際立たせているのは……高いクオリティ。しっとりした樹脂類の質感や触感、極小の「チリ」に代表される組み立て精度の高さ、リッドなどのスムーズな動作はまさにVWの独壇場という感じ。ライバルの追撃も急だが、ポロの高質感は今もまだクラスのトップレベルだ。
で、もうひとつの大きなウリはしっかり。動作や操作の「軽さ」が安っぽさや頼りなさにつながっているコンパクトカーが少なくないなか、ポロはBセグメントとは思えない重厚なタッチを特徴とする。たとえばドアの開閉。高い精度を伝えるドアハンドルの操作から高級車のような重厚な響きを残す閉まり音に至るまで、がっしりした印象で統一されている。
ドアを閉めるたびに……堅牢なボディにしっかりと守られていることが実感できるだろう。そこで頭に浮かぶのは「Small but Tough」のコピーを使う印象的なCM。事実として、乗っていてこれほど「安心」をイメージさせるコンパクトカーはほかにない。 |
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ステアリングのチルト&テレスコピック機構と運転席ハイト調整は全車標準。写真はスポーツシートを標準装備(レザー仕様はオプション)するスポーツライン。トレンドラインにはスタンダードシート、コンフォートラインにはより上質や快適にこだわったコンフォートシートを採用する。DVDからHDD式に進化したナビを搭載するマルチメディアステーションは全車オプション。青のバックライトと赤の指針のコントラストが美しいメーターはVWのアイデンティティだ。 |
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(1)前席カップホルダーは格納式。(2)スポーツライン、GTI、クロスポロはフォグランプが標準。(3)丸型4灯ランプをクリアレンズで覆うヘッドランプは新型パサートやイオスに共通するイメージ。(4)ルーフエンドはスポイラー風の形状。ハイマウントストップランプを内蔵。(5)後期型はドアミラーにターンシグナルをビルトイン。(6)メッキリングで造形モチーフの「まる」を強調、レンズのクリア感もアップ。リヤコンビランプもプレミアム感を確実に高めた。(7)(8)(9)後席はクッションも6対4分割のダブルフォールディング式。定員乗車時270L、最大で1030Lの荷室容量を持つ。(10)スポーツラインは15mmローダウンのスポーツサスと195/55R15 85Vタイヤの組み合わせ。1.4Lモデルは185/60R14 82Tタイヤを履く。 |
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VARIOROOF & TRANSMISSION & BODYFRAME |
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こだわりを象徴する電動油圧式パワステ |
しっかり感ある走りと、高度な安全性の要になっているのは……言うまでもなく堅牢なつくりのボディ。高度な技術と経験に裏打ちされたポロの高剛性ボディは、今もクラスのベンチマークだ。
しかし、こだわりのポイントはそこにとどまらない。たとえばパワーステアリング。Bセグメントから下のモデルでは、燃費節減に貢献する電動式の採用がトレンドになっているが、01年デビューの現行ポロの時点では、VWの判断はまだ「時期尚早」だった。
それは、当時の電動パワステはまだ発展途上で、操・保舵フィールや中立の据わりなどの面でかなりの不自然さを残していたから。でも、燃費の節減も捨てがたい魅力。そこでVWは、高いコストや重めの重量に目をつぶってまで、電動油圧式パワステを採用したのだ。あれから5年ほどが経ち、電動パワステは大きく進化したが……それでもポロほど自然なフィーリングを実現しているモデルは未だ同セグメントには存在しないのだから、VWの選択は正しかった。
そして、充実した安全メカもポロの自慢だ。挙動安定化メカのESP、電制LSDのEDS、ブレーキアシストはデビュー時から標準。エアバッグは当初フロントと前席サイドの設定だったが、05年モデルからカーテンエアバッグも標準化。パッシブセーフティも一段とグレードアップさせている。
加えてボディの「チリ」の小ささ、塗装の質といったクオリティもクラスのトップランナー。VWのこだわりが貫かれている。それだけに車重は重めだが、見て、触れて、乗って納得。プレミアムコンパクトの真骨頂が実感できる。 |
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BODYFRAME |
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先代のボディも高剛性で定評があったが、4代目はさらに剛性を33%強化。高張力鋼板の使用は68%に達し、要所にテーラードブランク材やレーザー溶接を採用する。「強いボディ」へのこだわりは並みの高級車以上。全面亜鉛メッキ処理などにより12年間錆穴保証も実現した。 |
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TRANSMISSION |
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1.4Lには4速AT、GTIには5速MTを搭載。写真のティプトロニック付き6速ATは06年に新投入の1.6Lユニットと組み合わされる。ゴルフ系の1.6Lモデルと同じアイシンAW製で、ワイドなギヤ比設定とクロスレシオを両立させる。スムーズかつ緻密な変速フィールも○。 |
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SUSPENTION |
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伝統と実績の前ストラット/後トーションビーム式を採用。高剛性設計が自慢のフロントはワイドトレッドと相まり確かなロードホールディングを実現。V字断面チューブをトーションビームに採用したリヤは、高い剛性と素直なストロークを両立させている。マウントにも凝る。 |
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