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Mercedes-Benz Sclass |
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■発表 2005・10 |
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サルーン界の大物がフルチェンジ
重厚感を取り戻した走りが新鮮 |
満を持してモデルチェンジしたSクラス
やはり、さすがと思わせるカリスマ性があった
500のインパクト、350のバランスともに魅力十分 |
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| グレードはS350、S500、同ロング |
メルセデスのフラッグシップたるSクラスが、7年ぶりにモデルチェンジ。世界のラグジュアリーサルーンのリーダー格となるだけに注目度は高い。安全性、快適性、環境適合性などを踏まえた上での新機構の採用と、最先端レベルのテクノロジーが結集されたことは言うまでもない。その一方で、Sクラスとしての伝統を重んじたという最新モデルはどう変わったのか興味津々。
このほど日本に導入されるのは「S350」「S500」「S500ロング」の3機種。いずれも存在感満点のフラッグシップ・メルセデスだ。このうち、試乗できたのは2機種。最初に乗ったのがS350だった。
率直なところ、ひとまわり大きくなったSクラスは、取りまわし面でどうかという不安があった。それも、いざ走り出してしまえば問題なし。重厚かつしなやかな走りっぷりに心酔させられた。見た目にワイルドな一面はあっても、走行フィールは基本的にいたってセンシブル。要は扱い方次第ということになる。
実力がないわけではない。Dレンジフル加速では、6300回転レッドゾーンのところ6000回転前後でシフト。そのままアクセルを踏み続ければ、あっという間に思いがけない高速になっている。ここで注目できるのは、高速にいたるまでのプロセス。何のストレスも感じさせない。じつにスムーズな加速フィールにホレボレさせられるのだ。
高回転までスムーズに吹け上がる新開発の3.5L V6と、電子制御式7速ATはベストマッチ。レスポンスの鋭さ、自然さ、なめらかな加速フィールと、実力派のラグジュアリーカーとして言うことなしだ。アップ/ダウンのレスポンスが小気味よいステアリングシフトでは、スポーツフィールを存分に堪能できる。 |
| 最高レベルといえる高速直進安定性 |
100km/hは、7速1800、6速2100、5速2400、4速3300、3速4700回転相当とハイギヤリング。よりハイギヤなS500は、7速1600という具合に各ギヤ200回転マイナスすればいい。レスポンスのよさを始め、静粛性面でもとにかく余裕しゃくしゃく。ことに、高速直進安定性の素晴らしさは、数km先の針の穴を通すぐらいの精度といえるほど。当日は横風が強かっただけに価値があり、まぎれもなくトップランクの安定性と断言できる。条件が悪いなかで、安心してステアリングを握っていることができた。
S350は、2.8回転の軽いパワステに対し、終始、素直なハンドリングを見せる。S500ロングは、反力が強めになり、保舵力が重めになる。それにしても、新開発5.5L V8のパンチ力は強力で、フル加速するや豪快に加速。たちどころにかなりの高速となり、驚かされるばかり。500自体がシリーズのトップモデルにふさわしい高性能ぶりをアピールするかのようだった。
Sクラスに標準のエアマティックサスペンションは、ハンドリングと乗り心地を高レベルで両立させる。S/C/Mの3モード切替で、ATのプログラムや車高とサス設定も緻密なまでに制御される。すべてにおいて多機能だが、ドライバーをわずらわせることはない。フィール面で唯一気になったのは、ブレーキの効き味がいまひとつだったことだけだ。 |
| 文●横越光廣 写真●内藤敬仁 |
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●大胆なトライがなされても、ひと目でメルセデスSクラスとわかるのは、伝統を重んじるからこそ。ノーズからテールエンドにかけての流麗なラインはエレガント。それでいて、大きく張り出したホイールアーチがダイナミックだ。前傾姿勢はエモーショナルで、空力性能を高めている。 |
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●全幅が15mm、トレッドが30mm拡大され、一段と存在感が高まった。バックミラーでこのマスクを見かけたら、さぞや迫力がありそうだ。 |
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●全高は30mmアップ。テールエンドがもっとも高さを感じさせるが、それでも重厚感たっぷり。V字型トランクリッドにスリーポインテッドスターが映える。 |
| S350 |
●ボディサイズは従来車と比べ、S350とS500で全長が30mm、ホイールベースが70mm、拡大された。ちなみにS500ロングはS500比で130mm長くなる。スラントしたノーズからテールエンドまで、まるで獲物に襲いかからんばかりの前傾姿勢だ。ボリューム感のあるホイールアーチも特徴的。 |
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| S500 long |
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●12ウェイ電動シートはだれにでも好ポジションをもたらす。座面長を65mm調整できるあたりは感動ものだった。 |
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●後席はVIPルーム。ロングにオプションのマッサージ機能付きマルチコントロール・シートバックは最高に快適。 |
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●装備は高級感満点。電動テレスコ&チルト・ステアリングはマルチファンクション。HDDナビやCD/DVDプレーヤー、通信システムなどを統合したコマンドシステムを採用。コンソールのコントローラにより、手元で容易に操作ができる。 |
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●クロージングサポーター機能の付いたトランクリッドは大きく開く。トランクスペースは524Lとビッグだ。 |
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●新開発の90度V8DOHCは、細部にわたり軽量化。従来の5L SOHCより出力で26%、トルクで15%アップした。 |
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■イリジウムシルバー □アラバスターホワイト ■タンザナイトブルー
■カーネリアンレッド ■アンドラダイトグリーン ■トラベルティンベージュ
※ほか5色あり |
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アクティブライトシステム、コーナリングライトと、夜間の安全面にも積極的。オプションとなるナイトビューアシストも注目の装備。夜間走行時、前方の歩行者や自転車、障害物などを赤外線で映像化するというもの。赤外線フィルターを備えたヘッドライトで、最大約150m前方まで路面を照射。その反射光をフロントウインドウ内側の赤外線カメラでとらえ、メーターパネル内に映像として表示する。暗闇にまぎれた何かをいち早く捉えられれば、対応も適切になろうというもの。 |
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