かつてのC250が積んでいたのは2.5LのV6。それを考えると、いくらターボ付きの直噴とはいえ、4気筒1.8Lへの転換に抵抗を覚える人は少なくないだろう。だが、204馬力のパワーは共通で、トルクは6.6kgmも強力(じつはC300さえも1kgm上まわる)なのだから、C250CGIのパフォーマンスは掛け値なしに2.5L級と言っていい。
コンプレッサーの8.3に対して9.3と、圧縮比を高めに設定できるのも直噴化のメリットで、力強いトルクを低回転から生み出すのも見逃せないところだ。ATが5速ということもあり(6気筒車は7速)、加速時のノイズレベルはV6のC250より大きいが、クルージングの静かさは優秀。加えて、C200コンプレッサーと比べれば回転フィールも滑らかだから、快適面の満足度も高い。
もちろん、V6のC300を選べばより以上の静粛性や上質感が得られるが、価格も正直に上昇する。さらに、CGIは高い環境性能もウリ。時代にマッチした、バリュー度の高いパワーユニットがCGIだと結論づけることができる。
また、C250CGIはシャシーバランスも優秀。適度に締めた足に225/45R17タイヤを履くが、高速域では自然な感じで安定し、峠道をハイペースで駆け抜ける際にも十分正確なハンドリングを提供してくれる。全体に感じられるフットワークの軽快感は、4気筒モデルならではの特徴といえる。それでいて、低速域ではしなやかで快適な乗り味をもたらすのだから、油圧式可変ダンピングシステムがきちんと機能していることがわかる。
よりスポーティなルックスと走り味を好む人のために、ダイナミックハンドリングパッケージを標準採用するAMGスポーツパッケージも用意されるが、こちらの乗り味はより硬派な印象。ゆったり、快適を好む人には標準モデルが向いている。
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