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ALFA ROMEO GT |
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■発表 2004・5 |
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| アルファの新星は「大人のクーペ」優美なスタイルと熱い走りが融合 |
| 日本でのお披露目は昨秋の東京ショー。以来、アルフィスタの関心を一身に集めてきた新世代クーペが、待望の日本デビューをはたした。その名はズバリ、アルファGT。魅力は色気あるルックスだけではない! |
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| 実用性も兼ね備えた才色兼備のクーペ |
かつての活気はどこへやら。日本ではクーペ人気の低落に歯止めがかからない。しかし、欧州のクーペたちは元気。主力のミドルクラスだけにスポットをあてても、メルセデスCLK、BMW3クーペ、プジョー406クーペ……と、ブランドに華を添える人気モデルが目白押しだ。はたして、違いはどこにあるのか?
日本のクーペが激減した要因は、スペシャルティカーに象徴される若者にこびたクルマづくりが飽きられてしまったから。でも、欧州のクーペ文化はより深く、ずっとこなれている。「クーペは大人の乗り物」という真理を見失わず、上質かつ優美な“本物”のクーペを送り出し続けてきたからこそ、今も変わらぬ支持と人気を得ることができているのだ。
アルファGTは、そんなよき伝統を継承する欧州クーペの真打ち。2595mmのホイールベース、前ダブルウイッシュボーン/後ストラットのサスからもわかるように、ベースになったのは156。また、フロントには147GTAの面影もあるが、当然のようにスタイルやディメンションは“GT”のために練り込まれたもの。クーペでなければ表現できない美しさとスポーティさ、クーペでなければ醸し出せない色気を漂わせている。
しかも、ドイツ勢と比べてルックスはグッと個性的。ファンがアルファに求める要素がもれなく盛り込まれている。艶やかなフォルムと、映画のワンシーンを思わせるテレビCMを見ただけでぞっこん(!)という人も少なくはないだろう。
が、アルファGTの才能はそれだけじゃない。スポーティなシルエットからは想像しにくいが、実用性も侮れないのだ。キャビンはフル4シーターといえる広さと快適性を備え、テールゲートと可倒式の後席をフル活用すればワゴン風の使い方だって可能。これは、ライバルのCLKや3シリーズクーペにはできない芸当だ。かつてのアルフェッタGTと同様、才色兼備のクーペに仕立てられている。 |
| 洗練のJTS、力感のV6どちらもデリシャス! |
成り立ち、スタイル、パッケージ……ここまで説明すれば、同じクーペであっても、GTとGTVが方向性の異なるモデルであることがわかるはず。FFのスポーツカーといえるGTVに対して、GTは正統派のグランツーリスモ。147&156のGTA、TIと比べても、セッティングは重厚・快適の方向で、日常から長距離ドライブ、スポーツ走行までの幅広いシチュエーションで美味を堪能できる、懐の深い走りこそが身上だ。
たとえば、回頭性やS字の切り返しでの身のこなし。GTAやTIと比べると、反応の鋭さやダイレクト感は際立つものではない。しかし「これでもか!」とばかりに攻め込んでいっても、アルファGTはけっして音を上げることはない。どんな場面でもリヤの踏ん張りがしっかりしていて、操舵にきちんと反応してくれるから……安心してスポーツドライビングを楽しむことができるのだ。
高速走行もしかり。反応がナーバスでなく挙動が落ち着いているから、ゆったり、安心した気分でドライブすることができる。そのうえ、適度なしなやかさを持つサスは、うねりを上手にいなし、荒れた路面でも直接的ショックを伝えないから、扁平タイヤを履くわりには乗り心地も快適。思わず「どこまでも走っていきたい!」という気分にさせる。で、ひとたび鞭を入れれば……クォーンというサウンドとともに、アルファならではの走りの悦楽ゾーンへと誘ってくれるのだ。
ひけらかすのではなく、高性能は内に秘めておく。それが、大人のGTのたしなみというもの。アルファGTのステアリングを握って、ボク自身もGTの魅力と価値を再認識させられた。そこで迷うのは、高バランスの走りが光るJTSか、速さと余裕のV6か? 日本市場にマッチするのは右ハン+セレスピードのJTSだが……「大人のクーペ」として味わいがより濃厚でリッチなのはV6モデル。こいつを6速MTで駆るのが粋だ。 |
| (文●森野恭行 写真●内藤敬仁) |
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●156のフェイスリフトをまかされたのはジウジアーロだが、新作“GT”の造形はベルトーネが手がけた。センスが際立つのは、セクシーなフェンダーラインや、切れ長のリヤコンビランプ(バックランプとバックフォグはバンパー下部)のまとめ方。極めてシンプルだが……印象は鮮烈! 文句なしのバックシャン。 |
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●156と比べ、60mm長く、10mm幅広く、40mm低いボディ。量感ある下屋に対して低く抑えた上屋、長めのノーズに対する短いデッキ……バランスの妙に美しさの秘密がある。 |
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●クーペらしく着座位置は低め。チルト&テレスコステアリング、シートハイト調整が備わるため、自然なドラポジが得やすい。全車にスポーツレザーシートを標準装備。 |
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●長身の人だと頭上高がつらいが、170cm程度の乗員なら無理なく座ることができる。センターアームレストも標準だ。シート&トリムのカラーは黒、タン、赤の3色。 |
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●インパネの基本は147。しかし、専用ホワイトメーター、リッド付きセンターコンソールを採用することで、スポーティ感と上質感をより強調する。車内ノイズ補正機能が自慢のBOSEサウンドシステムが標準。 |
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●ハッチバック+ダブルフォールディング式分割可倒シートの実用的な設計。通常320Lの荷室容量は、最大905Lまで拡大可能。 |
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●156JTSで定評の2L直4は、熟成のセレスピードとのコンビ。希薄燃焼領域を約1200回転までに限定したアルファ独自の直噴ガソリンは、フィールのよさが身上だ。 |
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●V6は当然、最高峰の3.2L。GTA用の250馬力/30.6kgm仕様ではなく、GTV/スパイダーと共通の240馬力/29.4kgm仕様をチョイス。全域に力感があふれる。 |
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■アルファレッド ■アマルフィライトグレー ■デイトナブルー
■ストロンボリグレー ■ゴンガーザグレー ■ハラマブラック
※ほか1色あり |
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アルファGTの頂点にふさわしく、3.2V6はスポーツサス、225/40ZR18タイヤ、大径フロントブレーキ(キャリパーは赤)、アルミ製ペダルを標準装備。左ハンドル+6速MTのセレクトで、最高速243km/h、0→100km/h6.7秒の実力を持つ。優美なスタイルに秘めた本性は……本気のドライビングにもこたえる駿馬だ! |
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