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ちょっと気になるクルマのトピック 最新のクルマ事情をリポートします
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ちょっと気になるクルマのトピック
FOR ALL SITUATION 雪原を、高速フィールドを、余裕をもって駆ける快適クルーザー
ちょっと気になるクルマのトピック
FOR ALL SITUATION THE REAL SUV RUNS ABOUT IN SNOW
文●横越光廣 写真●犬塚直樹
雪原を、高速フィールドを、余裕をもって駆ける快適クルーザー
VOLVO XC90 V8 TE 数年前まで、ボルボの走行フィールで気になっていたことがあった。それは、主にハンドリングと乗り心地。市街地やワインディングロードを走りながら、いまひとつ一体感に欠けると思われてならなかったのだ。その最たるは、ステアリングを切り込んだ瞬間の応答性。切り始めが少々ダルで、中立附近の手ごたえにはダイレクト感がなかった。これはV70やXC70、S60系などにもあてはまり、FF、4WD双方に共通すること。そこでボルボ特有の走行フィールだというイメージが、自分のなかでも定着した。
 ところが、その後XC70で雪の北海道を長時間走ってイメージは一転。その走りっぷりは、自然体でいたって扱いやすく、ダルとかダイレクト感がないなどとはまったく感じることがなかった。いまひとつだと感じたのは、すべてオンロードでの話。北欧で生まれ育ったクルマなのだから、それ相応の条件のなかで走らなければ本質には迫れない。当たり前といえば当たり前だが、改めてそう教えてくれたのがボルボXC70だった。だから最新のXC90 V8TEで1月の北海道を走る、しかも、ちょい乗りでなく8時間にわたるロングランもOKとなれば期待は高まるばかり。望みは色々なパターンの雪路を走ることだったが、これはほぼそのとおりになった。雪深い林道、吹雪く郊外路とアップダウンの続くワインディングロード、そして高速道路と、めまぐるしく走行状況が変わっていく。おかげで、効率よくXC90 V8TEの走行フィールを味わうことができた。
 レンジローバーHSE、BMW X5、カイエンSをライバルとするだけに、TEは存在感満点。周囲を走るクルマから頼られ、リーダー格にまつりあげられるタイプだ。実際、交通の流れのなかで、わがTEのペースを乱す者なし。天候と道路状況のなかではよいペースとなる60km/h前後の走りでは、後続のライト級SUVなどが信頼しきってついてくる、という調子だ。ある程度の経験があれば、ついていってラクな相手かどうかピンとくるはず。堂々たるTEの走りは信頼に値したのだろう。
VOLVO XC90 V8 TE TEを走らせている方は、余裕十分だ。V8パワーはいたってトルクフルだし、レスポンスのよいプレチャージ式電子制御AWDシステムにより、アクセルワークに応じた加速フィールに納得。雪深い林道で体感したのが、トラクションが確実に伝わる走破性だ。オールラウンドのプレミアムSUVとしては、なるほどと感じさせるポテンシャルを備えている。もちろん、快適性もTEのセールスポイント。乗り心地はマイルドだし、2.6回転のパワステは程よい手ごたえをもたらし、少なくともダルさは意識させない。雪原を走って、力強く快適。高速道路では実力派の快適クルーザーと化す。100km/hは6速1650、5速2100、4速2800、3速3800、2速5800回転相当。その余裕が伝わってこよう。
VOLVO XC90 V8 TE
VOLVO XC90 V8 TE VOLVO XC90 V8 TE
VOLVO XC90 V8 TE ●TE(トップ・エグゼクティブ)という名前が意味するとおり、そのインテリアは高級感満点だ。統一感のあるウッドパネルなど、デザインも上々。前席は8ウェイパワーシートで、ドアミラー連動メモリー機構付き。装備はいたれり尽くせリだ。
●ボルボ初のV8エンジンは、バンク角が60度。長さ×幅が754×635mm、重さが195kgと同クラスのV8と比べもっとも小さい。CVVT(連続可変バルタイ)を吸排気系に、そしてバランサーシャフトも備え全域スムーズ。 VOLVO XC90 V8 TE
VOLVO XC90 V8 TE
●後席では、DVD/CDプレーヤー、左右ヘッドレスト背面の7インチワイドスクリーンが楽しめる。
VOLVO XC90 V8 TE
●3列目は普通に座れる。ラゲッジスペースは広々でアレンジも多彩、。高級感があって使い勝手もよい。
VOLVO XC90 V8 TE
●7.0J×18インチアルミに235/60R18インチが標準だが、雪路とあって235/65R17インチのミシュランXアイスが装着されていた。
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