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ちょっと気になるクルマのトピック
BATTLE OF FLAGSHIPS レクサス自体もあきれる性能に、ほかのメーカーは……
ちょっと気になるクルマのトピック
BATTLE OF FLAGSHIPS AFTER AUDI,NOW LEXUS CAMES INTO THE COMPETITION
文と写真●中村孝仁
レクサス自体もあきれる性能に、ほかのメーカーは……
レクサス LS460 昨年の東京モーターショーで事実上ベールを脱いだレクサスのトップモデル、LS460の市販バーションが、最大の市場であるアメリカのデトロイトショーで姿を現した。事前に言われていたハイブリッド版の登場は4月のニューヨークショーでの発表となったが、デトロイトでも隠し玉が登場した。それはロングホイールベース版である。現在世界のハイエンドカーマーケットに投入されているメルセデスSクラス、BMW7シリーズ、アウディA8、そしてジャガーXJ。そのいずれもがロングホイールベース版をラインアップさせていることを考えれば、このクルマの登場は必然。それよりもLS460がハイエンド市場へ投入されたクルマであることを改めて認識させてくれた。
 エンジンはV8DOHC4.6L。ここまでは常識的だが、燃料をポートとシリンダー内の双方に吹くツインインジェクターを備え、組み合わされるトランスミッションが世界初の8速ATだったり、装備されるオーディオ用スピーカーの数が19個などと聞くと、おいおい、これは一体何なんだ?と驚くやらあきれるやら。さすが日本の技術者は徹底している。
 発表したアメリカ・トヨタのCEOがあきれているのだから、こちら側があきれるのも当然だ。でもそれは、ひょっとするとその知られざる実力の高さにおののく恐怖心を隠すためのあきれだったりする。きっと今頃、BMWやアウディの技術者たちは、レクサス対策に奔走しているはず。間違いない! 唯一メルセデスだけは、出したばかりのSクラスがレクサスに負けないモデルであることを手を合わせて念じているに違いない。もちろん我々だってまだ乗ってもいないわけだから、あれこれ憶測と妄想だけを広げるのもやめたほうがいいかもしれない。ただ、聞いているだけであきれるクルマだから、ひょっとして乗るともっとあきれるクルマかもしれない。
 あえて今、レクサスに欠けているものを挙げるとしたら、それはV12エンジンの存在だ。まあ、ジャガーも今ではそれを捨ててしまったが、ドイツの3メーカーはそれを持っている。レクサスはその代わりとして世界初のV8ハイブリッドを投入するつもりだろうが、やっぱり世界的時流としてはそちらの方が相応しい。ことハイブリッドに関しては、メルセデスとBMWはGMと組んで2モードハイブリッドを来年あたり世界投入するつもりのようだが、まだトヨタの領域に達しているとは思えない。すごいのはハリアーですでに見せた新しいTHSIIと呼ばれるハイブリッドシステムが、燃費だけでなく、性能面でも多大な貢献をしていること。つまり、V12に頼らなくても、性能的に十分その領域に達し、なおかつ抜群の燃費と来れば、これはもうアウディ、BMW、メルセデスがうかうかしていられないのは当然。もちろん、うかうかなどしてないだろうけど。
レクサス LS460
●コックピットはとりあえず何の変哲もなし。8速ATといってもそのシフト操作は普通どおりとなる。
レクサス LS460
●120mm延長されたホイールベースを持つ後席。見えないけどちゃんとオットマンも用意される。
レクサス LS460
●ツインインジェクターを装備したV8エンジン。最高出力は380馬力。S500に匹敵する性能である。
AUDI A8L
AUDI A8L ●6LW12DOHCエンジンを搭載して、老舗相手に善戦するアウディA8。クワトロシステムを採用して、オールマイティな走りを実現する。
BMW 760Li
●フラッグシップにふさわしい快適さを備えながら、BMWらしいスポーティさも併せ持つ。7シリーズの特等席はドライバーズシートだ。 BMW 760Li
MERCEDES-BENZ S500 long
MERCEDES-BENZ S500 long ●半世紀以上にわたり走行性、快適性、安全性、そのすべてにメルセデスの先進技術を盛り込み、たゆまなく進化するメルセデスの頂点。
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