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HOT BRAND! LE MAN CHAMPION TALKS ABOUT THE APPEAL OF AUDI |
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ル・マンの覇者に聞いてみた「アウディ、今の魅力」 |
ここ数年の自動車業界を見渡して「いま熱いメーカーはどこかな?」と聞かれたら、いくつか候補はあるものの、僕は自信を持ってアウディの名前を挙げている。先代のA8は、中古車市場において、今いちばん“お買い得感”たっぷりの1台だと断言できる。で、このえらくアウディに偏重した意見に同調してくれたひとりのレーサーがいる。日本人で2人目のル・マン24時間レース2004年総合優勝を手にした荒聖治だ。
ル・マンでアウディR8をドライブしていた荒は、現在RS6アバントを所有し、過去にはTTロードスターやS4も所有していた。アウディを語らせると数時間は軽く話せるくらいに知識も豊富だ。
「RS6アバントを買ってから奥さんの運転が上手くなりました。奥さんは、免許取得初心者だったんですが、街なかを運転していて、すごいコワいと言っていた場所のひとつに高速の合流があるんです。僕ならパワーがないクルマでもアクセルを全開にして合流することに躊躇しないんですけど、初心者にとっては、アクセルを全開にするという行為自体が怖いんですね。でも、RS6は450馬力のパワーもそうですが、トルクに余裕があるからアクセルを軽く踏み込むだけで十分高速に合流できる。精神的にも余裕が生まれるし、それで自信をつけたのか、ほかの運転操作もメキメキ上達しました」
これだけを聞くと、それはRS6だからでしょ? と見る向きもあるだろうが、じつはこの荒夫妻が感じたアウディ評は、いまのアウディがいかに優れているかを如実に示している。
というのも、いまのアウディの凄いところは、450馬力のクルマを、女性が運転しても恐怖感を感じさせずに運転できてしまうシャシー性能の高さにある。完全にシャシーがパワーに勝っているのだ。この手の話はドイツ車の得意分野だが、アウディにはクワトロシステムもあるから、雨のドライブになれば、スポーツカーでも太刀打ちできない。その上、部品や実際に目に触れるインテリアの質感などは、モデルチェンジする度にコスト削減の跡を感じるライバルたちを尻目に、日本車以上のクオリティコントロールが行き届いている。
「僕はアウディのマシンでレースをしていた関係で、ほぼすべてのモデルを乗りましたけど、アウディは本当に見た目も中身も品質が高いです。奥さんの実家まで片道約500kmを走行するんですが、途中ガソリン補給がいらない足の長さや、休みなしで走っても疲れないシート、雨や路面状況の変化がストレスにならないクワトロシステム……。自信を持って友人に薦められるし、中古車を買うと、さらに満足度は高いと思います。ドイツ車らしく、数万キロの走行なら全然ヤレてないですから」
なるほど、ル・マンでの強さも納得できる……。 |
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中古車市場でオススメのアウディを荒聖治と品定めした結果、先代A8、先代A6、先代A4の順となった。まだメジャー感が出ていない上級モデルの方が結果的にお買い得だし、手荒く扱われたタマが少ないというのもアウディの美点だ。 |
MシリーズやAMGの向こうを張るRSシリーズ。「ハッキリ言って、雨になったらアウディの圧勝ですよ」と荒聖治が言い切るくらい、路面変化に強いのはクワトロシステムの強み。ハイパワーを完全にコントロール下においているのだ。 |
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「インテリアは見た目によいのがわかる」とは荒夫人の評。毎日見るインテリアの質感の高さはオーナーの満足度に直結する。現在、高級車市場においてアウディの質感の高さは関係者のだれもが認めるところだが、女性ウケもやっぱり重要でしょ! |
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荒 聖治 |
●チーム郷のエースドライバーとして2004年ル・マン24時間レース総合優勝を果たした。今年はGT選手権やスーパー耐久などに出場中。 |
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