|
THE FAVORITE VOLVO V70 2.5T WHITE PEARL IS COMING WITH POPULAR EQUIPMENTS |
|
文●森野恭行 写真●菊池貴之 (問)ボルボ・カーズ・ジャパン TEL 0120-55-8500 |
熟成を極めたV70から最強(?)の特別仕様車 |
ボルボを知り、ボルボに惚れ込む根っからのファンが、真剣なまなざしで注目するのは……モデル後期に投入される特別仕様車。その第一の理由は完成度の高さ。モデルの中間でマイチェンや改良を実施したあとは「ほとんどほったらかし」というメーカーも存在するが、モデルイヤー制を採用するボルボの方針はまったく違う。新型を投入する直前まで「こつこつと改良の努力を続ける」から、後期のモデルほど完成度が高く、円熟味が増しているのだ。
事実、05年モデルで計3500カ所におよぶ大改良を実施し、さらに06年モデルで装備充実などの熟成を加えた現行V70の完成度は抜群! より上質になった内外装を確かめ、一段と洗練度を高めた走りを味わえば、その進化・熟成のほどがわかるはず。たゆまぬ改良が、V70を磨き上げたポイントだ。
そして、第2の理由はコストバリュー。従来までオプションだった装備を標準に変更したり、新装備を追加したりと、新しいモデルイヤーに移行したボルボにはいつも、いくつかの歓びが用意されている。06年モデルのV70にあてはめれば、全車標準になったルーフレールや、ベースモデルにも標準化されたウッドパネル/フルカラーエクステリア/アルミホイール(さらにエンジンも140から170馬力仕様に昇格)がその好例。年ごとに確実にバリューアップを図るのが、ボルボの進化の法則と言える。
で、そうしたハードウェアの熟成、内容のバリューアップを、よりわかりやすくカタチにしたのが特別仕様車という存在。そこで2.5Tをベースとした「ホワイトパール」に注目すれば……思わず心がグラッと傾く魅力の内容とプライスを実現している。
美しさや上品さを際立たせるホワイトパールのボディ色は、なんとV70ではこのモデルのみの設定。そして内装には、やわらかな風合い、上質なルックスを特徴とする最高級セミアニリンレザーを使用した「プレミアム・ソフトレザーシート」を特別に奢っている。それだけでも十分な価値を持つが、上で紹介している数々の装備もプラスして、これまでにない魅力を持つ特別なV70に仕立てているのだ。
追加された装備をオプションとして換算すれば、ざっと見積もっても90万円以上。なのにプライスは、ベース車のわずか37万円高の566万円の設定なのだから、そのバリュー度は文句なしに高い!
なら、肝心の走りは? 209馬力/32.6kgmを発生する2.5L低圧ターボと5速ATのコンビは、どんな場面でも十分なゆとりと速さを提供。225/45R17タイヤを与えられたシャシーは、爽快な走りを楽しめるスポーツ性と、高級ワゴンに相応しい快適な乗り心地を両立させている。その美味な味わいは、熟成を深めたV70ならではのものと言える。
なぜ“通”はモデル後期のボルボ特別仕様車に注目するか……これ以上の説明は野暮というものだ。 |
|
|
|
|
ブランドページ |
|
|
バックナンバー |
|
|