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秘宝車ハンター倶楽部
アルファロメオ164
DETAIL&CHECK
●より細かい部分にまで切り込んでチェックしていく部長の視点。ここ最近のクルマはそうそう壊れないけれど、中古車は早め早めの対策が重要。そこんとこ、よろしく!
DETAIL
超希少な5速MT車
トラブルも少なく○
アルファロメオ164本国ではビッグサルーンの164と言えども、基本は5速マニュアル車が販売の主流。というのも、販売台数の多くは2Lモデルが占めていたし、欧州の運転マナーだと当時のATはもの足りなかった。でも、日本へ入ってきたのははほとんどがAT車。当然トラブルも多かったし、年月が経って状態も悪くなる一方。その点、MT車は部品もあるし、気軽に乗るなら絶対オススメ。
DETAIL
基本的に機械自体は
丈夫なイタ車エンジン
アルファロメオ164吸気ポートが磨かれて官能的に見えるエンジンになっているあたりはイタリア車の真骨頂。ブロックなどは非常に頑丈なエンジンなので、機械的なトラブルは少ない。ただし、この当時のイタリア車のお約束で、ベルト類の寿命が日本車と比べると格段に短い。なにせ、2万km以内の交換が当たり前。フェラーリあたりは数千kmらしいから、それよりは実用的ですが……。
DETAIL
意外と使える容量を
備えたトランク
アルファロメオ164スタイル重視のイタリア車では、往々にしてトランクや居住スペースにデザインのしわ寄せがくるのだけど、164はシャシーをサーブやランチアと共有しただけあって、そのパッケージは思っていた以上にまとも。というわけで、トランクルームも意外と容量がある。ただし、トランクリッドの位置が高くて、荷物の出し入れは少し大変。一度入れた荷物は入れっぱなし気味かも。
DETAIL
シャシー共有化で
リヤシートも広いです
アルファロメオ164このクラスのビッグサルーンで、居住性が悪いクルマはあまりないのだけど、この164の場合はシャシーの共有化が利いていて、リヤシートもけっこう広い。なにしろ、共有の相手がサーブ9000やフィアット・クロマという実用セダンの代表選手なのだから、結果的にアルファ164がサルーンとして意外なヒットを飛ばしたのは、基本のパッケージに優れていたからかも。
CHECK
見た目重視で
トラブル多しのボタン
アルファロメオ164見た瞬間にデザイン重視で、人間工学は一切無視されたことがわかるインパネのボタン類。なにしろ、どれがどのボタンなのかがまったくわからない。オーナーになっても押し間違えるのが当たり前なのだからたまらない。でも、問題はそれではなく(これも十分大問題だが)、オンオフが利かなくなるマイナートラブルが多いこと。電装系はとにかく弱いので広い心を持つべし。
CHECK
ウインドウのスイッチは
ウイークポイント
アルファロメオ164当時のアルファロメオのトップモデルだけに、装備の類いは非常に豪華で、今回の試乗車も電動シート。さて、この電動シートがちょっと問題で、電機トラブルで動かなくなることもあるし、W124のパワーウインドウスイッチではお約束だった、スイッチの沈み込みにも似た、スイッチがバカになる症状も聞く。これが一度壊れるとけっこうトラブルが続く場合多し。
CHECK
運転席に座って
すべての箇所に触る
アルファロメオ164今回の試乗車はかなりのピン物だったが、通常はここまで状態のよいものは少ないので、運転席に座ってチェックしたいのは、各種スイッチ類やステアリング、シフト、ドアハンドルといった日常でもっとも触れる部分のヤレ具合。より多く使用しているスイッチは、必ず他よりも摩耗が進んでいるし、変に偏ったヤレ具合が見つかったら、妙なクセがついた個体の可能性もある。
ここ最近めずらしい電装系注意
トラブルは愛情でカバーするクルマ
 さて、最初に「お薦めしません」だの「でも、この1台に限っては」だの訳わからんこと書いたのは、どんなに新しい164でも車齢10年以上になるので、あまり安心できるコンディションのものが残っていないから。商売じゃなく趣味みたいにイタリア系が大好きなショップが、ほとんど損得抜きで手入れしたようなクルマなら別だが、ただ陳列してあるだけなら、とりあえず「ああ、そうですか」的に流しておくしかないかも。
 と言うのもあのころまでのアルファは、新品でも信頼性に問題がありすぎた。調子さえよければ楽しかったのは事実だが、さも心配ないかのような記事を書きまくった反省が、今の私にはある。
 私自身の経験でも、164のテスト車で東京を出発した途端にシート調節(電動)が動かなくなった。電話すると、当時の広報担当者は「あ、やっぱり」とか、ちっとも驚いてなかった。155のテスト車で、最初からエンジンがまったくかからなかったこともある。それ以前、アルファスッドを愛用していたころは、まだ新しいのにウィンドウスクリーンの周囲が腐って、ガラスが丸ごと外れたことさえあったし、11万km乗ったらボディが平行四辺形になってしまった。真夏の渋滞では配管の中のガソリンが沸騰してエンジンが停まってばかりだった。なのにイタリアまで手紙で文句言ったら、「そんなはずはありません」という返事が来ただけだった。
 その程度しか品質管理できてなかったのに、164は高級セダンだから、やたら電気関係の装備が多い。「イタリア車は壊れやすい」と言われるが、じつはエンジンなど主要メカは頑丈そのものでトラブるのはたいてい電装品の接触不良とか細かい部分。それが多いから164は難儀なのだ。もっとも困るのは警告灯。球切れならまだしも、センサーが不良になると、故障してないのに警告灯が点く。そのうちユーザーも慣れて「ああ、これは警告灯の故障だね」とか気にしなくなっちゃうから怖い。
 だから、ただカッコイイからとかで振り向くんなら、アルファ164はお薦めしませんのだ。でも、もちろん全部が全部トラブるわけじゃない。運よく程度のいいのに出会えば、これはお薦めしますのだ。今回ここに登場した91年モデル(マイナーチェンジでヘッドライトが陰険な薄目になる直前のタイプ)は、とりあえず付いているもの全部チェックしたところ、奇跡的に不具合がない。エンジンも健康だし、舗装の荒れたところでも足回りからカタカタ感が出ない(これ大切)。5万kmにしては布シートの端っこも擦れてない。
 そして何より大きなポイントは、当時の正規輸入車にはなかった5速MT仕様であること。ATだったら、たいてい今ごろは調子悪くなっているのだが、このクルマは負荷の少ない5速MT使用なので、シフトの手ごたえも軽く確実なら、各ギアのシンクロにも衰えが見えない。これで諸経費込み込みで約80万円、そのまま2〜3年は足として楽しめるとすれば、やっぱりお薦めなんである。
DATA→68万円
アルファロメオ164
91年式/走行5万4000km/検17年9月
アルファロメオ164
アルファでグリーン?
でもこれがイメージカラー
アルファロメオ164アルファロメオ164
 今回の試乗車は赤が圧倒的に多いアルファロメオにはめずらしいダークグリーン。しかし、じつは164が登場したときのピニンファリーナがイメージしていたカラーリングがまさにこのダークグリーンだった。そう言われて見ると、たしかに落ち着きがあるなかに、乗ってみると軽快なアルファサウンドが聞こえて、ついついロングドライブを楽しみたくなる。個体の状態はかなり良好で、トラブルが発生しにくいMT車ということを除いても、いかに前のオーナーが大事に乗っていたかがわかる。オーナーの履歴もしっかりした希少車だ。
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アルファロメオ164
現在の相場は?※GooWORLD調べ 
●市場に流通している多くの個体がほとんど10年以上経ったモノばかりなので、ハイパフォーマンスモデルだったクアドリフォリオが唯一違う相場を形成している以外は、年式による相場の差は非常に少なくて、走行距離や個体の状態で値段が決まっている感じだ。やはり流通しているのはヘッドライトが薄くなった後期型が多いのだが、じつはマニアの間では前期型の方がピニンファリーナのデザインが生かされていると人気がある。とにかく個体を見るべし。
人気色は?
1位
レッド系
35%
当時のアルファはとにかく赤が圧倒的だった。
2位
ダークブルー系
25%
ブルー系もじつは流行カラーだった。
3位
ブラック系
15%
お洒落な商売にはけっこう人気なブラック。
4位
シルバー系
5%
いま人気のシルバーは本当に希少色。
●新車販売当時は、人気がレッド系とダークブルー系に集中した。夜の商売やデザイナーなどにはブラックも選ばれたが、いま人気のシルバーは不人気色だった。
TREASURE CAR HUNTER CLUB ハンター倶楽部的“アルファロメオ164”の評価は……
タマの入手度
2貴公子●ネットを駆使して全国で探せば、一応最低限の比較ができる程度には流通している。ただし、年式的にも最後のチャンスかも。
コンディション
2貴公子●とにかく良好なコンディションを見つけるのは難しい。個体差が大きいので、試乗は必須。できれば前オーナーの履歴がほしい。
お買い得度
3貴公子●それほど街に走っていないし、見た目だって個性的だ。しかもビッグサルーンで実用性も高い。値段を考えれば悪くない選択。
総合オススメ度
3貴公子●イタ車好きなら4貴公子。マイナートラブルは年式的にもこれから増えるだけに、イタ車好きな広い心を持ったオーナーに是非!
アレーゼトレーディング
今月のお店
アレーゼトレーディング
東京都大田区大森西2-5-1
TEL 03-3768-0851
営業時間:11時〜19時、12時〜18時(土・日祭日)
定休日:月曜日
URL:http://www.arese-jp.com
 ちょっと古めのイタリア車や、いまや数少ないアルファロメオSZなどの限定モデルを探したいときには、ぜひ一度声をかけておきたいショップ、それがここ「アレーゼ」さんだ。ここは正規輸入になかった魅力的なグレードなどを社長さんが直にイタリアから入れることがあるくらい、イタリア車マニアの求めているモデルをわかっている。今回、売り先は決まっていたが置いてあったSZなどは超ピン物だった。
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