最先端オープンの実力と説得力

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最先端オープンの実力と説得力

見逃せない!注目の最新オープン

最新のオープンは最良のオープン!?登場真近のEクラス・カブリオレと、すでに予約注文がスタートしたR8スパイダーは、まさしくオープンモデルの最先端を感じさせる2台。まずはその神髄をチェックしよう!

ルーフの開閉動作からもドイツ製品の“質”を感じる

九島辰也
P R O F I L E
九島辰也
海外試乗にも精力的なモータージャーナリスト。自身もドイツ車好きで、現在は空冷最後のポルシェ911(タイプ993)とメルセデスのGクラスを愛用中。

「ドイツ人はオープンカーが好きですから……」

Eクラスカブリオレ、R8スパイダーといった魅力的なモデルの海外試乗会に立て続けに参加したとき、ドイツ在住の日本人コーディネーターがポツリと口にした。十数年彼の地に居を構えているだけに、説得力のある言葉である。

たしかに、メルセデスはSLクラスというオープン専用モデルを持ちながら、長年パッセンジャーカーのそれもラインアップしてきた。ただ、これまでそれはCLKカブリオレと呼ばれていたが、今度のW212型Eクラスセダン登場を機にクラスが上がっている。ベースとなったのはこれまた昨年リリースされたEクラスクーペ。それをソフトトップにしたのが新型カブリオレとなる。

では、そのコンセプトはというと“大人4人が乗れるオールシーズンオープン”となる。そしてそれを快適に実現するため、エアキャップや改良版のエアスカーフを新装備、さらに騒音や風切り音を遮断するファブリックルーフを採用した。

で、これが実際にじつにわかりやすく効果を発揮する。とくにフロントウインドウ上部がせり上がるエアキャップは、顔のあたりの風をフッと消してしまうマジックのようであった。また、今回はトップを閉めた状態での静粛性を体感してもらいたいというオーダーで、それに準じた走りをした。するとたしかにオープンモデルであることを忘れさせる静かさと空気感がキャビンを漂った。そしてそれがそのまま高級感とつながることはいうまでもない。

走りに関しては屋根を取り払ったことでのネガティブ要素はなく、カチッとした状態を保つ。ハンドリングも正確で、シャシーとボディの一体感に陰りはない。さすがだ。

さて、次にR8スパイダーだが、このクルマはまるでクーペの存在を忘れさせるほど完成度の高い仕上がりを見せた。開けたときのスパイダーたるフォルムもそうだし、閉めたときのリヤスタイルもじつに美しい。トップを収納したトノカバーのデザインも上出来といった印象だ。

では次に何が魅力的かというと、エンジンサウンド。回転数が上がると排気部分のフラップが開き、音の演出を盛り上げる。アドレナリン爆発だ。もちろん、V10が発揮するパワーはこの上なく、体感加速は申し分ない。不用意なアクセルワークは体をシートに押しつける。ただ、それでも粗野なところがないのがジェントルなアウディスタイル。トップのスムースな開閉動作はドイツ製品の質の高さをうかがわせる。

それにしても最近のオープンは風の巻き込みがじつに少ない。オープンエアの快適性がニューモデルが出るたびに進化している。ということは、「最新のオープンは最良のオープン」ってことかもしれない。

メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ

メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ トップ開閉メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ トップ開閉

トップは全自動で約20秒で開閉作業を行う。また、時速40q/h以下なら走行中でもその動作ができるから嬉しい。

環境性能にも優れた大人のエレガンスオープン

見どころはココ!
大人4人がゆったり座れるパッケージング
とことん突き詰められた優れた快適性
メルセデスブランドの安心感と、流麗なスタイル
メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ インパネまわり

インパネまわりはクーペと同じ。違うのはソフトトップで、開閉時は後方のボディ内部に収納される。収納部とトランクの仕切りは格納式のカバーで、これをずらすことでトランク容量をアップさせることが可能。トランクスルー機能あり。

メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ フロントシート

エアスカーフ内臓のフロントシート。ヘッドレストの吹き出し口から暖かい風を送ることで快適な冬のドライブを実現する。

メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ エアキャップメルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ エアキャップ

エアキャップはフロントウインドウ上部がせり上がりディフレクターとなる機能。空気の流れを変え、キャビンへの風の巻き込みを緩和する。リヤシート間のドラフトストップとの構成で機能する。

SPEC

E350CGI ブルーエフィシェンシーカブリオレ
メルセデス・ベンツ E350CGI
ブルーエフィシェンシーカブリオレ(7速AT)
全長×全幅×全高 4698×1786×1398mm
ホイールベース 2760mm
トレッド前/後 1538/1544mm
車両重量 1790kg
エンジン V6DOHC
総排気量 3498cc
最高出力 292ps/6400rpm
最大トルク 37.2kgm/3000〜5100rpm
サスペンション前/後 4リンク/マルチリンク
ブレーキ前後 Vディスク
※データは欧州仕様です。

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アウディ R8 スパイダー

アウディ R8 スパイダー屋根開きアウディ R8 スパイダー屋根開き2アウディ R8 スパイダー屋根開き3アウディ R8 スパイダー屋根開き4

屋根開きはV10モデルのみという設定。よって、5.2FSIクワトロという名前となる。最高出力は525馬力で、最高速度は313q/hとなるから恐れ入る。

極まったスター性に、ただ脱帽するのみ

見どころはココ!
抜群にスタイリッシュなエクステリアデザイン
アウディらしい、全方位スキなしの高いクオリティ
525馬力!ライバルに差をつける圧倒的なパワー
アウディ R8 スパイダーソフトトップ

油圧電動式のソフトトップは時速50q/h以下であれば開閉が可能。動作時間はおよそ19秒となる。収納はリヤコンパートメント内で、そこにソフトトップがZ字式に折り畳まれる。また、熱線入りリヤウインドウはボタンで上下に可動する。

アウディ R8 スパイダー内装

高級ナッパレザーを使用しながらスポーティなバケットタイプとなるシート。低い着座位置はクーペと変わらない。バング&オルフセンのサウンドシステム、オートエアコンなどはすべて標準装備。

アウディ R8 スパイダー

前後の重量配分は43対57と極めてバランスよく仕上げられた。また、屋根がなくなり重心が低くなったことも走行性能向上に貢献。ダンパーは可変式のマグネティックライドが装備される。

SPEC

アウディR8スパイダー(6速AT・Rトロニック)
アウディR8スパイダー(6速AT・Rトロニック)
全長×全幅×全高 4434×1904×1244mm
ホイールベース 2650mm
トレッド前/後 1638/1595mm
エンジン V10DOHC
総排気量 5204cc
最高出力 525ps/8000rpm
最大トルク 54.0kgm/6500rpm
ブレーキ前後 Vディスク
新車価格 2250万円
※予約注文受付中。
※データは一部欧州仕様です。

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