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ベーシックが輸入車の美味しいキーワード

フィアット500

単なるリバイバルではない…

究極のキャラクター商品は

まさに全身ベーシック

浮ついたトコロなんて微塵もない

文●森口将之

フィアット500

フィアット500

■08年モデル フィアット500 1.2 8Vラウンジ(5AT)

●全長×全幅×全高:3545×1625×1515mm ●ホイールベース:2300mm

●トレッド前/後:1415/1410o ●車両重量:1010kg

●エンジン:直4SOHC ●総排気量:1240cc

●最高出力:69ps/5500rpm ●最大トルク:10.4kgm/3000rpm

●サスペンション前/後:ストラット/トーションビーム ●ブレーキ前/後:ディスク/ドラム

●タイヤサイズ前/後:185/55 R15 ●新車価格:225万円

フィアット 500
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フィアット500
出力はほどほど、遮音はしっかり

最初に登場した1.2ラウンジのエンジンは、パンダと同じシングルカムの1.2Lを60馬力から69馬力にライトチューンしたもの。それだけ見ればベーシックだが、丸いボンネットの裏には上級車と同じように遮音材をおごる。サジ加減のうまさがフィアットらしい。

フィアット500
カワイサの裏には深い読みがある

丸型メーターやステアリングやセンターパネルを大きめにすることで、実際は狭くないのにタイトに見える空間を演出した技はさすが。白いステアリングは汚れそうなんてヤボなこと考えないように。こまめに手入れすることでクルマへの愛が深まるってものです。

フィアット500
デザインだけで判断してはいけない実力派シート

シートはグレードによって仕立てが違い、写真のラウンジはライトグレーのファブリック。それ以上の注目は座り心地のよさで、見た目重視っぽいデザインとはウラハラに、1000km乗り続けても疲れ知らず。イスとしての機能にも手抜きはない。

今、もっとも「トビっきりなベーシック」

「新型フィアット500はベーシックじゃなくてプレミアムコンパクトじゃないの?」

たしかにそうだ。ベーシックという名前にふさわしいのは、同じメカを使いながら価格が安いパンダのほうかもしれない。

でもそれは価格で考えた場合。機能で見るとどうか。パンダはジウジアーロ・デザインの旧型がそうだったようにマルチパーパスカー。対する500の旧型はミニマム・トランスポーターとして生まれた。新型はそれに比べればかなり豪華になったけれど、パッケージングはやっぱりミニマム・トランスポーター。機能的にはベーシックなのである。

しかもエンジンは最近1.4Lが追加されたけれど、最初に日本にやってきたのは1.2L。4人乗りのヨーロッパ車としてはパンダとともにいちばん小さい。2ペダルのトランスミッションもトルコンやデュアルクラッチといった高度なメカは使わず、シンプルなクラッチレス5速MTのデュアロジックとしている。外見はずいぶんハイクオリティになったけれど、精神はベーシックに徹しているというわけだ。

だからその走りはパンダも含めて、ヒトとクルマの距離がメチャメチャ近い。パワーが限られているからデュアロジックのレバーをこまめに前後に動かして速さを手に入れようとする。気がつけば人車一体の気持ちよさを堪能している。2300mmのショートホイールベースに約1tの軽量ボディだから、ステアリングを切ると丸い鼻がピコピコ動いて、コーナーの連続を軽快にこなしていける。これまた人車一体の快感。

それでいて快適性能は昔のベーシックカーとは大違い。車体が短いから乗り心地はヒョコヒョコしているけれど、ダイレクトなショックはないし、なによりシートの座り心地のよさが効いている。少し前、この新型500で1000kmランを敢行したときに実感。もちろんエアコンやパワステなどは標準装備だから、21世紀を生きる人間が快適に過ごせる環境はしっかり備わっている。

そしてもうひとつ、忘れちゃいけないことがある。エコであることだ。例の1000kmランのときには、とくにエコランなどしなかったのにリッター17kmをさらっと叩き出した。ほかの雑誌でも「隠れエコカー」として500は登場し、リッター20km近い数字を平然とマークしているのだ。

ガソリン価格が急上昇しているいま、この数字はありがたいし、環境にやさしいことは自慢にさえなる。しかもそれはガマンして手に入れたエコではない。キュートなデザインや楽しい走りと両立している。

ベーシックに徹するだけで、こんなにいい世界がいろいろ見えてくる。昔からこのジャンルが得意で、旧型の500やパンダなど名車をいくつも送り出してきたフィアットは、それをちゃんと知っている。新型500はその経験を生かして、プレミアムな外見とシンプルな中身を融合させてきた。これこそが21世紀のベーシックの理想形。その考えが正しかったからこそ、新型500は世界中で売れまくっているのだ。

フィアット パンダ

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フィアット パンダ
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カジュアルでツールっぽい、素のイタリアンベーシック

新型500が生まれたのはこのパンダがあってこそ、的な扱いになりがちだが、もちろんこちらには素の魅力がある。そのボディは大のおとなが4人乗れるキャビンを持ちつつ、絶妙なウインドウグラフィックのおかげで生活感はゼロ。オレンジとライトブルーが選べるカラフルなインテリアはイタリアンカジュアル全開で、そこにいるだけでウキウキしてくる。もちろん走りも数字的にはともかく、感覚的には元気いっぱい。しかも169万円からというバリュー・フォー・マネーの魅力もある。フツーのイタリア人の生活はじつはとってもシンプル。それをクルマというカタチにしたのがパンダなのだ。

■08年モデル フィアット・パンダ(5AT)

●全長×全幅×全高:3535×1590×1535mm ●ホイールベース:2300mm

●トレッド前/後:1370/1365o ●車両重量:960kg

●エンジン:直4SOHC ●総排気量:1240cc

●最高出力:60ps/5000rpm ●最大トルク:10.4kgm/2500rpm

●サスペンション前/後:ストラット/トーションビーム ●ブレーキ前/後:ディスク/ドラム

●タイヤサイズ前/後:155/80 R13 ●新車価格:169万円

ヨーロッパ現地観察

Bセグメント
パリの路地裏はBセグメントが主役でした

駐車してるクルマ、走り去るクルマみんながみんなコンパクトで驚いたのがパリの路地裏。駐車も日本だと(汗)な感じのストイックさでグイグイいきます。またドライバーの年齢が幅広いのも素敵でした。コンパクト=女のコ&年配なんて感覚はみじんもないんですね〜(GooWORLD)。

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