木の温もりが漂う店内にまさかの洞窟ルーム!?
美術館を満喫したら、なんだかお腹が減ってきた。というワケで益子のグルメスポットを探すべく、クロストゥーランを走らせた一行。数々の芸術作品を鑑賞したことで、穏やかになった気持ちを保ってくれる、落ち着ける雰囲気が漂うお店で食事をしたい。そんな思いで辿り着いたのが、独特の空間でアジア料理が楽しめる「作坊吃(ゾーファンチィ)」。
古民家をセルフビルドで改装し、洞窟を彷彿とさせる一室を店内奥に用意した。ビンテージ感たっぷりの店内に、異質のテクスチャーを配した特別席。この囲まれた感じが、不思議な心地よさをもたらすのだ。
席が決まったところで、いよいよお食事タイム。注文したのは、さまざまなメニューが一緒に食べられる贅沢ランチ「チィプレート(1000円)」。タイの香草サラダやネパールの蒸しぎょうざなど、多国籍の料理が並び、食べごたえ十分だ。定期的に献立が変わるから、行くたびに新しい出会いがある。また、タイカレーやフォーなども楽しめるのが嬉しいところ。
本格的なアジア料理が、まさか益子で食べられるという驚き。この意外性が病みつきになってしまうのだ。
電動ろくろ初体験コツは大胆かつ繊細に!
食が満たされ、いよいよラストのスポット!この地を訪れておきながら陶芸体験せずに帰るだなんてもったいなさ過ぎる……。というワケで訪問したのは「益子陶芸倶楽部」。
30年の歴史を誇る同施設は、多種類の窯や幾つものろくろを備えている。そして経験豊富なスタッフが熱心にアドバイスしてくれるから、初心者でも安心だ。
実際、ろくろ初体験だった水沢さんだが、先生の手助けのもと、次々に造形していくことに辺りは騒然。調子が掴めたのか、大胆不敵にも難易度が高い造形にチャレンジし、その思いを形にしてしまう。「彼女、筋がいいよ!」と先生お墨付きで、水沢さんの意外な才能に驚きだ!
この体験プログラムをキッカケに、陶芸に目覚めて益子陶芸倶楽部の会員になる人も多く、なかにはプロを志す人も多いのだとか。しかしながら益子町だけで800人もの陶芸家が活躍していると聞き、後ずさり。やはり厳しい世界なんだなと認識を改めつつ、陶芸の楽しさを体感した。
同施設は宿泊施設も完備し、古民家の生活を追体験できるのも魅力。都会では味わえない世界に、出会うことができる場所なのだ。
作坊吃(ゾーファンチィ)
●古民家と洞窟テイストの空間をミックスさせた、個性的店内の作坊吃。アジア諸国をめぐった店主が手掛ける、本格的な多国籍料理を堪能できる。店内にはキャンドルや小物などのかわいいグッズも販売。こちらも魅力的なラインアップなのだ。
- A D D R E S S
- 栃木県芳賀郡益子町塙490
TEL:0285-72-3606
http:/zuofang.seesaa.net
益子陶芸倶楽部
●大学生や留学生などの研修地として利用されるほど、設備が充実している益子陶芸倶楽部。その確かな実績と経験豊富なスタッフ指導のもと陶芸に望めば、腕前が上達するのも頷ける。現在ギャラリースペースも準備中で、その完成も待ち遠しい。
- A D D R E S S
- 栃木県芳賀郡益子町益子3288-6
TEL:0285-72-3866
http://mashiko-tougei-club.jp