ワインディングロードを走破して次なるスポットへ
●夢あふれる「ハイジの村」を後にしたとき、時計を見ると、まだ14時をちょっと過ぎたあたり。帰るにはまだ早い…というわけで、もう少し北上して山中を目指すことに。
すると、期待していたとおりのワインディングロードが姿を現した。その名も「増富ラジウムライン」。温泉地へ向かうアクセスロードは、適度な登り坂と緩やかなカーブが連続し、のどかな農村地帯を抜けて行く。カングーイマージュが持ち合わせているフレンチタッチな乗り味を満喫するには、うってつけの道である。さらに北上していき、杜を抜けると、雄大な自然に挑戦して作り上げた「塩川ダム」に突き当たった。
このダムの成り立ちは、一級河川として知られる塩川の水害を防ぐため、1989年に建設工事を着工。1998年に完成した。以来、山梨県民の安全な暮らしを支えながら、ダム建設によって生まれた人造湖「みずがき湖」が新しい観光スポットとして親しまれることに。人々の憩いの場として利用されていて、星空を観測するポイントとしても人気を博している。
そんな塩川ダムと、みずがき湖を順番に散策する一行。どちらも静寂の時が流れて落ち着ける雰囲気。都会の喧噪から離れたショートトリップには、うってつけの場所である。