絵はがきのような景色が広がる非日常的な空間
季節に応じて彩りを変える大自然。その光景を眺めれば、普段の忙しい日々から開放されて、晴れやかな気持ちになってくる。そんな体験ができる身近な場所は、都内から2時間弱のドライブで到着するアルプスの麓、山梨しかない!方向性が決まったところで、おのずと今回のナビゲーターを務める輸入車も決定した。アルプス山脈に接するフランスで誕生した、ルノーの「カングーイマージュ」である。既存モデルの上級グレードとして新たにラインアップに加わったこのモデルは、フロントマスクにシルバーアクセントが加えられるなど、おもにスタイリッシュな要素がプラスされ、室内もシルバー×ブラック×レッドの3トーンに。いままで以上にファニーでファッション性が高く、乗っているだけでテンションが上がる存在。車内の会話も盛り上がり、あっという間に山梨に到着した。
向かった施設は、異国情緒あふれる建物と、一面に咲き誇る花々に囲まれた場所「ハイジの村」。その名のとおり、不朽の名作「アルプスの少女ハイジ」をテーマにした施設で、物語を彷彿とさせる自然に満ちた光景が広がっている。訪れたときはチューリップが一面を埋めつくしていたが、6月はバラが見ごろを迎えている時期。その時々で主役が変わる圧巻の花たちが、訪れるものを幸せな気持ちにさせてくれるはず。
また、園内に建てられた建築物はハイジが生まれ育ったスイスの様式に則っている。とてもフォトジェニックな雰囲気に満ちているから、カメラは手放せないぞ。
●30品種、30万球のチューリップに囲まれた園内。6月はバラが見ごろを迎えてバラの回廊が見所。園内を巡るロードトレイン「ハイジ号」もおすすめ。
まるで未来の乗り物!歩かずに園内を周遊
ハイジの村はとっても広い。花を見る場所、光が当たる角度の違いでさまざまな表情を見せてくれる。しかし歩き続けるのは疲れてしまう。そこで人気を集めているのが、45分3000円で行っているサービス「セグウェイ園内ガイドツアー」だ。スイスイ〜ッと進めるセグウェイでお花畑を巡るのだから、これほど楽しい体験はない。しかもオフロード仕様となっているから、安定感ある走りを見せてくれるのである。
それにしても、セグウェイの存在は知っていたものの、アクセルもブレーキもない電動の乗り物は、やっぱり不思議。足を置いているプレートがセンサーになっていて、体重移動を感知して動く仕組みになっているのだが、はじめて乗ったという彼女も、その操作性に戸惑っていた。しかし、普段からスキューバダイビングを嗜み、レスキューライセンスを取得するほどスポーツ万能な彼女。ものの5分ほどでコツを掴み、思うがままにセグウェイを操ってしまう。そんな意外な一面が見られるのも、この乗り物の魅力だ。
園内を満喫したあとは、エントランス付近に軒を連ねるショップ巡りがおすすめ。地元で採れたフルーツを贅沢に使う特製ジャムや、ハイジのキャラクターグッズが揃うお店など、魅力的なアイテムがいっぱい!