健康を支える、食の安全性が囁かれている昨今。お取り寄せで厳選された食材を集めるのもいいが、せっかく自慢の愛車があるなら、特産地まで赴き、自らの足で探してみてはどうだろう?その場で食材を味わい、至極の逸品に巡りあったときの喜びは格別だからだ。
そこで今回は、自然の恵みと海の幸がいっぺんに楽しめる小田原を目的地にセット。パートナーは、グルメの国から誕生したフレンチSUV「ルノー・コレオス」である。
まず向かったのは、自家生産した食材をその場で調理してくれる農家レストラン「きのこ苑お山のたいしょう」。お目当ては、1年を通じて収穫できる「しいたけ」だ。この施設では商業生産に適した菌床栽培を行わず、味と香りが天然モノに近い原木栽培にこだわる。徹底管理したハウスで育つ、大振りのしいたけは、明らかに日常で出会う“それ”とは質が違うことがわかるだろう。
自らの手で収穫したしいたけは、新鮮なうちに調理して食べるのが最高!いしづき部を上に向け、炭火でじっくり焼いていく。すると旨味成分をたっぷり含む水分が傘に溜まり始めるから、こぼれないように口に運んでいく。その瞬間に香りと旨味が口いっぱいに広がり、あまりの美味しさに舌鼓を打つ。まさに素材が上質であればあるほど、シンプルな調理法が味を引き立てるのだ。
現地まで赴き、その手で収穫したからこそ浸れる味覚の感動。とっておきの食材は、だれかに教えたい宝物として胸にそっとしまい込んだ。
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