残暑厳しい日々が続くと、なぜだか心のなかにムクムクと探究心が湧いてくる。夏休みに汗だくになりながら、自由研究に打ち込んだ遠い記憶。あの頃の純粋な気持ちに戻れるかもしれないと、旅に飛び出したくなった。頼りになる相棒「ランドローバー・ディスカバリー」といっしょに。英語で「発見」という名を冠するクルマだけあり、大人の自由研究で大活躍してくれる1台だ。
向かった先は、古代日本を今に再現、さらにはその時代の生活を体験できるという「古代生活体験村」。竪穴式住居や横穴式住居といった、歴史の教科書でしか見たことのないような構造物に触れられる。というよりそこに宿泊できるなんて、これほど探究心をくすぐる題材はない!
あふれんばかりの大自然に並ぶ茅葺き屋根や石造りの家。そんな古代日本的景色のなか、ポツリと浮かぶディスカバリーはあまりにも未来的。そのギャップあるシルエットを眺めていると、まるでディスカバリーがタイムマシンのように見えてきて、はるか遠い時空の彼方から、古代へ導いてくれた気になってしまう。
竪穴式住居の低い入り口をくぐり、なかに入ってまず最初に目を引いたのは、現代では希少となってしまった囲炉裏。その暖かさ、煙でいぶされて程よい色合いになった屋根&壁の趣もなんとも言えない。
自分の遠い先祖は、こんな生活をしていたんだと感慨深い気持ちになれる、不思議な空間が広がっていた。
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