暑い日が続いたある日、スタッフのひとりが「毎日、日差し強いですねぇ……今度はどこか水族館にでも行って、涼みましょう!」と提案した。そこで今回のドライブは、「八景島シーパラダイス」を訪ねながら三浦半島を南下するというコースに決定した。
ところが……ドライブ当日は梅雨入りしたかのごとく、雨模様に……。マスタングのコンバーチブルで「青い空のもと海沿いを快走する」とのイメージを期待していたスタッフはみな、鉛色の空を恨めしそうに眺めるしかなかった。
しかし、その重たい空気もシーパラダイスに到着し、水族館「アクアミュージアム」に入館するなり吹き飛ぶことに。「わぁ〜っ! スゴ〜い!」と大きな声で叫んだのは、今回のドライブに同行してくれた山崎友華(やまざきゆか)さん。水族館に来るのが久しぶりだという彼女は、水槽のガラスに駆け寄っては、子供のような瞳でじ〜っと泳ぎ回る魚の姿を眺めていた。「ここの子たち、とっても愛想がいいですね!」とニンマリ顔の友華さんは、スタッフにそう告げると、すぐさま水槽の方に戻って行く……。
この日、暑い夏の日に絶好の「避暑スポット」とはならなかったが、重たい雨の日に晴れた気持ちにしてくれるスポットだ。