まだまだ寒い日が続く毎日だが、今回のドライブでは、ひと足先に自然の中に飛び出し、春を身体で感じてくることに。
まさに年末や正月の休みで美味しいものをたくさん食べ、身体をほとんど動かしていなかったスタッフたちの健康を気遣ってのドライブコースとなった。
目的地は、東京でありながらまだ豊かな自然が残る奥多摩に決まった。しかし、東京とはいえ、西のはずれに位置し、埼玉県との境を成す奥多摩はまだ真冬! 到着したスタッフからは「お日様が高くなるまで、どこか暖かい場所で休みましょう」との弱気な声があがる。
ならば! ということで最初に訪れたのが、日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)。
「洞窟なら、暖かいだろう……」という軟弱な期待を抱きながらたどり着いた鍾乳洞だが、川岸の入り口から中に入ってみるとたしかに暖かい。気温は、一年を通して11℃に保たれているのだという。
それにしても日原鍾乳洞のスケールには圧倒させられる。総延長およそ1300m、高低差約130mと、関東で最大級の規模を誇る。鍾乳洞が初めてという水城(みずき)さんも、こだまする声を楽しみながら「大きい〜」を連発していた。
内部には数々の見どころがあるが、その中でも「死出の山(上写真)」は、まさに地中の巨大空間。薄暗い洞窟内の照明では、天井もハッキリとは見えず、どことなく不気味な迫力を感じる。また、この洞窟の奥には小さな穴がポッカリと開いているのだが、その先の「大広間」や「底なし井戸」は専門家が付き添い、ヘルメットやライトなどを装備しての本格的なケービングとなる。しかし、水城さんは「行きたいです!」と興味津々。