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箱根のしっとりドライブ |
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たまにはドライブに出かけるか! でも、どこへ?
なんだか、どこに行くか考えるのも長い時間運転するのも面倒くさいなあ……
そんな疲れ気味の現代人に贈る処方箋、それがこのグー・ワールド関東!
関東にあるドライブスポットを毎回ゆったりめの視点で紹介していきます |
文●GooWORLD 撮影●フカホリ エミ |
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GUEST NAVIGATOR
花清真由子さん
●「花清(かせい)」さんという珍しい苗字の真由子さん。「箱根は大好きです!」という彼女だが、今回のドライブで訪れた大湧谷や最乗寺は初めてとのこと。 |
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ROUTE
「温泉の湧き出る」スポットを目指した今回のドライブだが、大湧谷の奇観は「温泉地」というようなのんびりとした風景とはまったく無縁のもの。激しくガスと熱が放出される谷を下り、芦ノ湖では遊覧船に乗ってゆったりとクールダウン……。そして夕暮れが近づくと、人里離れてひっそりとたたずむ山寺を散策するというコース。 |
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恐ろしくもある景色
そここそが温泉の源 |
暑い日が続くと思うと、途端に雨降りに……なんていうこの頃の天気。体調を崩し気味のスタッフは温泉旅行の話をし始めている。「ならばいっそのこと、温泉の湧き出る様子を見に行こう!」ということで、クルマに乗り込んだ!
今回、一行が向かったのは箱根の「大湧谷(おおわくだに)」。
クルマが谷に近づくにつれて硫黄の匂いが車内にも入り込んできた……。到着するなり「すご〜い! 地獄、地獄!!」と叫ぶのは、今回のドライブに同行してくれた真由子さん。しばし火星の表面かとも思える大湧谷を眺めていた。
いざ、大湧谷の散策を開始すると周囲を覆うのは、やはり硫黄の臭い……。辺りを見渡すと、所々で噴煙が立ちこめていて、他の惑星にでも降り立ったような気持ちになる。なお、谷では硫化水素が噴出しているので、健康上の注意を促す看板が設置されている。
ところで、大湧谷では、湧き出るガスと温泉を湧き水と混ぜ合わせることで良質な温泉を造りだしている。温泉に恵まれなかった奥箱根に送湯管(長さ1万4500m)を通じて供給しているのだ。
「この温泉効きそうですね!」とご機嫌の真由子さん。しかし、ガスが立ちこめる大湧谷に長居は無用。一行は、ほてった身体(温泉効果!?)を冷ましに芦ノ湖へ……。 |
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大湧谷で採集された温泉成分を乾燥させた「湯の花」。神経痛や関節痛に効能のある入浴剤だ。 |
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●大湧谷の名物「黒タマゴ」。 |
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1つ食べると寿命が7年延びるというので、早速。塩をつけなくても風味があり、真由子さんも「美味しい〜」と、おかわりをしていた。 |
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なんとグツグツと温泉が湧き出すこの湯釜が、黒タマゴの工場! |
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カゴに入った生タマゴを温泉に浸すことおよそ30分……。硫黄と鉄分が殻に付着して黒く変色するということ。さすがは名物、ひっきりなしに水揚げされていく。すっかり黒くなったタマゴは、最後に蒸気を吹きかけられ光沢を出す。 |
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大湧谷(おおわくだに) |
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およそ3000年前に起きた火山活動による堆積物が、現在の大湧谷を形成しているとされる。いたるところで噴煙し、硫黄の臭いが立ちこめる。その「地獄絵図」のような景色は独特。 |
ADDRESS |
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1251
TEL 0460-84-9605 |
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芦ノ湖遊覧船 (箱根園船舶営業所) |
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美しさで知られる芦ノ湖の遊覧船。箱根神社に近い元箱根と関所跡、箱根園、湖尻を巡航している。一周およそ40分で、展望席やデッキからは、湖と周囲の緑が織りなす景色を楽しめる。 |
ADDRESS |
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根138
TEL 0460-83-6265 |
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