日常生活に根付いた
宇都宮の餃子文化 |
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●夕方どき、宇都宮駅の駅ビル内にある餃子店では、仕事帰りや買い物帰りの人たちが賑やかに餃子を食す。「宇都宮の人にとって餃子は生活の一部なんですね!」と唯さん。 |
ただ「一人あたりの餃子消費量が全国で一番」だから、宇都宮が餃子のメッカというわけではない。
実際に街なかを歩き、餃子店を食べ歩いてまわると、「餃子」が地元の人々にいかに親しまれているか、その生活にどれほど浸透しているかを肌で感じられる。
市内各所にある餃子専門店には、子供連れからカップル、仕事帰りのサラリーマンまでが来店し、どこも繁盛している様子だ。ここ宇都宮では、老若男女が餃子をこよなく愛しているのだ。
数多い専門店は、それぞれ自慢の味を提供しているので、同じ餃子とはいえ、どれも個性的で食べ比べてみるのも興味深い。
そんな専門店が密集する宇都宮だが、この街を代表する2大勢力が存在する。それが「正嗣(まさし)」と「みんみん」だ。
ライバル関係のこの両雄こそ、宇都宮餃子を盛り上げてきた立て役者といえる。共に多くのチェーン店を抱え、どの店も満員状態だ。唯さんも「餃子屋さんのお客さんって、みなさんとても楽しそうですね……それだけでも、美味しく食べられますね♪」とニッコリ。
ところで後日談だが、スタッフは異口同音に「あの餃子、臭くならないんですよね!」と唱えた。 |
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●宇都宮餃子の雄、「正嗣(まさし)」の餃子。焼き餃子以外はご飯も出さない店もあるという硬派的存在で、「オレは正嗣だな……」という固定客も多い。唯さんも生姜の隠し味がお気に入りの様子で、「あっさりしていて美味しい!」と、笑顔と共にお箸が進んでいました。2人前、3人前と大食いモードに突入するスタッフもいたが、1人前が200円もしないというのは嬉しい。 |
●「みんみん」の焼き餃子。唯さんが「目隠しされて試食しても、どちらか当てられます!」と言うほど、あっさりはしていても正嗣とはまったく異なる味わいだ。 |
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●みんみんには、焼き餃子のほか揚げ餃子、さらには水餃子もメニューにある。「個人的には、焼き餃子が一番好きですけれども、この水餃子は病みつきになりそう!」と唯さん。 |
●「正嗣」や「みんみん」などの超有名店をはじめ、宇都宮餃子の味は例外はあれども比較的「あっさり」とした印象だ。唯さんも「だから、毎日のように食べられるんでしょうね」と納得。 |
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●「女神ビーナス」を餃子の皮で包んでしまおうという像。JR宇都宮駅東口にあるこの像は、記念撮影をする人などでいつも人気だ。 |
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正嗣(まさし)宮島店 |
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まさに宇都宮餃子の老舗的存在として強い支持を集め続けているのが正嗣。今日多くのチェーン店を抱える。隠し味の生姜(しょうが)が、サッパリとした味をより一層引き締めている。 |
ADDRESS |
栃木県宇都宮市馬場通り4-3-18
TEL:028-622-7058
営業時間:16:00〜20:00
(休)水曜日 |
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みんみん パセオ店 |
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正嗣の対抗を堂々と張るのがこの、みんみん。両者は宇都宮餃子の2大ブランドとして、覇を争いながら餃子業界全体を盛り上げている。人気はすさまじく、どの店でも、いつでも満員。 |
ADDRESS |
栃木県宇都宮市川向町1-23 JR駅ビル パセオ1F
TEL:028-600-3151
営業時間:10:00〜20:00
(休)パセオ休館日 |
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