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ボルボと言えばやはり、エステートモデルを得意とするブランドのイメージが強い。だが、昔ながらのファンは、時代の節目で魅力的なクーペを送り出してきたことも知っているはず。それは言うまでもなく、70年代のP1800シリーズや80〜90年代の480シリーズのことだ。
06年に投入(日本は07年)されたC30に、往年のP1800ESや480の姿が重なるのは、もちろん偶然ではない。ロングルーフの3ドアスタイルは、クーペらしいスタイリッシュさと、ボルボらしい実用性を両立させるベストな回答なのだから、十分な必然性があるわけだ。
C30投入の目論見は当たり、ボルボはプレミアムコンパクトの市場を開拓することに成功した。母体はS40/V50で、2640mmのホイールベースも共通だが、全長はS40と比べて210mmも短い設定。取りまわし性に優れたC30は、スポーティーかつ実用的なコンパクトクーペとして、世界で好評を博している。
そんなC30に大きな変革が訪れたのは2010年モデル。XC60からの大胆なフロントスタイルがここで導入され、精悍イメージがグッと強化された。S40との差別化が明確ではなかった前期型のマスクと比べて、個性と魅力が高まったのは明らか。この改良にあわせて、リヤスタイルやパワートレーン、グレードの構成なども見直され、全体として商品力が大きく底上げされることになった。
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